11月1~4日に行われた国内女子ゴルフの最終プロテストで「超大型新人」が合格した。韓国人ゴルファーのチョン・ジユ(26)。身長173cm、メリハリの利いたボディラインの持ち主で、韓国ゴルフ界ではタレント顔負けの人気を誇る美女ゴルファーだ。
韓国人ゴルファーのマネジメント企業の代表をしている男性が語る。
「水面下では色々と動いていると思いますが、まだ正式なマネジメント会社は決まっていません。ただ日本で原英莉花がモデルを務める『マスターバニーエディション』と契約していて、タイトなウェア姿はアン・シネに重なる。
韓国ゴルフ界はジュニアから英才教育が普通ですが、彼女は18歳でゴルフを始めた。そこから1年でシングル、2年後にはプロになった。現地メディアでは“シンデレラストーリー”として紹介されたこともある。日本ツアーにデビューすればすぐに人気が出ると思いますよ」
プロテスト合格で、来季のステップ・アップ・ツアーへの出場権を獲得。さらに年末のQT(予選会)を突破すればレギュラーツアーへの参加も可能になるが、なぜはるばる日本へとやってきたのか。ゴルフ誌記者が言う。
「彼女は韓国の下部ツアーに参戦していましたが、苦戦してレギュラーツアーへの昇格は絶望的。そこで日本ツアーに活路を見出そうと考えたようです。ただ川崎春花ら10代が台頭するなど日本国内もレベルが上がってきているので、即活躍というのは厳しいでしょう」
ただ、久しぶりの韓流美女ゴルファーの誕生は「朗報」だ。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は2019年からプロテストに合格した選手だけがQTに出場できるように規定を変更。韓国選手もプロテストに合格しなければならず、「第2のアン・シネ」はなかなか現われなかった。
「アン・シネは今年から米女子ツアーへの参戦を決めた。キム・ハヌルは昨年いっぱいで引退し、“韓流美女枠”は空席の状態です。恐らく推薦枠を使って上の試合でも数試合は出場できるでしょうから、そこで結果を残せば一躍ブレイクする可能性は高い」(同前)
旋風を巻き起こすか。
※週刊ポスト2022年12月2日号