2018年にタレントを引退し、裏方へ。そして今秋、ジャニーズ事務所を退社して、滝沢秀明氏(40才)の“第三の人生”が始まった。一見、SNSで連日無邪気にはしゃいでいるようにも見える彼だが、水面下では、豪華な面々とともに次のビジネスに向けて動いているという。
「半年間はゆっくりしたい」──。10月31日、ジャニーズ事務所の副社長を退任し、同事務所も退社した滝沢秀明氏は、周囲にそう話しているという。彼の知人たちはこの発言を芸能界からの決別宣言ではなく、「半年後の再始動宣言ではないか」と捉えている。事実、滝沢氏の周囲が騒がしくなってきた。
退社から1週間後の11月7日、滝沢氏はツイッターのアカウントを開設。フォロワーは瞬く間に増え、21日時点で249万人に達した。
「投稿の代わりに、プロフィール欄を更新するという独自のスタイルが話題を呼びました。11月11日には、インスタグラムのアカウントも開設するなど、動きが活発化しています」(スポーツ紙記者)
それらSNSでは、ライフワークの火山探訪の写真を投稿したり、フォロワーとの質疑応答など、現状は“プライベート”に関するものばかりだが、半年後に向けての“仕込み”は水面下で進んでいるという。滝沢氏に近い芸能関係者が明かす。
「芸能界から完全に姿を消すことはないでしょう。来年以降、あっと驚く展開が用意されていると聞きます。いわゆる芸能関係のビッグプロジェクトに参画するのではないかと。滝沢さんの頭の中にはエンタメとファッションの融合、世界進出などの大きな構想があったはずなのに、志半ばでの退任となってしまった。
大きな計画には支援者の存在が不可欠ですが、滝沢さんはタレント時代から隠密に、しかし着実に、国内外に人脈を築いてきた。彼にはリスタートを切るための心強い援軍がいます」
滝沢氏がかかわるビッグプロジェクトとは何か──ヒントとなるのは「ファッション」だと先の滝沢氏に近い芸能関係者は語る。
「アパレル事業への関心はアイドル当時から高かったようにみえます。多くのタレントは自身か親族を代表にして節税や副業を目的とした個人事務所を持っていますが、滝沢さんの場合は2009年頃に、彼の親族が役員として入る会社を立ち上げました。その会社はアパレル関係の仕事にも力を入れていた。有名タレントがプロデュースする子供服も取り扱っていましたね。
この会社には、大手電気量販店の関連会社の社長だったAさんとBさんも役員に名を連ねている。滝沢さんの親族というより、滝沢さん本人と関係が色濃い人たちです」
アパレル分野において、彼には強力なパイプがあるようだ。
「大手アパレル企業の創業者で元会長のCさんは、全国に100店舗もチェーン展開させるなど敏腕経営者として知られています。実は滝沢さんが住んでいる家はCさんがオーナーなんです。2人の年の差は30才ほどで、これまで関係が取り沙汰されたことは一度もない。滝沢さんは住居にこだわる方だから、Cさんへの深い信頼がうかがえますね。
ジャニーズアイランドで社長を務めていた頃は、Jr.と大手アパレルブランドのタイアップ企画を考え、自分で売り込みをしていたという話もあります。その1つが日本を代表するブランドで、共に世界進出も計画に入れていたとか。エンタメとファッションの融合は、今後の彼の活動を考える上で重要なファクターだとみられています」(前出・滝沢氏に近い芸能関係者)