芸能

『舞いあがれ』、目黒蓮登場の新章でメイン脚本家交代に賛否 SNSでは反省会が盛んに

福原遥

主演の福原遥

 満を持しての登場だった。NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』は、福原遥(24才)演じるヒロイン・岩倉舞の幼少期を描いた「五島列島編」、大学生時代の「なにわバードマン編」を経て、「航空学校編」が11月21日からスタート。新キャストとして注目されているのが、舞の航空学校の同期生・柏木を演じるSnow Man・目黒蓮(25才)だ。

 現在放送中のドラマ『silent』(フジテレビ系)で中途失聴者となった青年・佐倉想役を好演し、話題を呼んでいる。このドラマでは手話での演技がメインで声を発しないため、彼の声が新鮮に感じられる視聴者も多いだろう。

 目黒は初の朝ドラ出演に、ひたむきに臨んでいたという。

「撮影現場が好きなのか、超多忙にもかかわらず、自分が映らないカットでも福原さんの芝居を見学していました」(撮影スタッフ)

 彼の出演で上昇気流に乗るとみられていた本作だが、思わぬ逆風にさらされている。前作の朝ドラ『ちむどんどん』では、なりふりかまわぬヒロインの性格や、性急にも思える展開に批判が殺到し、SNS上で視聴者による振り返りである“反省会”が行われるのが通例となっていた。だが、10月に『舞いあがれ!』が始まると、SNSでの批判はぴたりとやんだ。登場人物の心の機微や、人間関係を丁寧に描いた完成度の高い作品だったからだ。

「ところが、『航空学校編』から明らかに様子が変わってしまい、SNSでは“反省会”が再び盛んになりました。脚本家がメインの桑原亮子さんから嶋田うれ葉さんに交代したことが原因のひとつではといわれています」(テレビ局関係者)

 著書に『ネットと朝ドラ』(blueprint)があるライターの木俣冬さんによれば、「放送期間が半年間に及ぶドラマの脚本をひとりで担当するのは激務。分担制もあっていい」というが、違和感を覚えている視聴者がいるようだ。

 例えば、これまでとは打って変わって、登場人物の性格がオーバーに描かれている。思慮深かったはずの舞は、独善的な性格に激変。柏木も、過剰なまでのツンデレキャラとして描かれている。

「人間の心の機微を丁寧に描いてきた桑原さんの脚本との落差が、視聴者にハマっていない印象です。わかりやすさを重視しているのかもしれませんが、登場人物の掘り下げよりも、段取りを優先しているようにみえます」(木俣さん・以下同)

関連キーワード

関連記事

トピックス

6月6日から公開されている映画『国宝』(インスタグラムより)
【吉沢亮の演技が絶賛】歌舞伎映画『国宝』はなぜ東宝の配給なのか 松竹は「回答する立場にはございません」としつつ、「盛況となりますよう期待しております」と異例の回答
NEWSポストセブン
さいたま市大宮区のマンション内で人骨が見つかった
《さいたま市頭蓋骨殺人》「マンションに警官や鑑識が出入りして…」頭蓋骨7年間保管の齋藤純容疑者の自宅で起きた“ある異変”「遺体を捨てたゴミ捨て場はすごく目立つ場所」
NEWSポストセブン
大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
フランスが誇る国民的俳優だったジェラール・ドパルデュー被告(EPA=時事)
「おい、俺の大きな日傘に触ってみろ」仏・国民的俳優ジェラール・ドパルデュー被告の“卑猥な言葉、痴漢、強姦…”を女性20人以上が告発《裁判で禁錮1年6か月の判決》
NEWSポストセブン
ホームランを放った後に、“デコルテポーズ”をキメる大谷(写真/AFLO)
《ベンチでおもむろにパシャパシャ》大谷翔平が試合中に使う美容液は1本1万7000円 パフォーマンス向上のために始めた肌ケア…今ではきめ細かい美肌が代名詞に
女性セブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
告発文に掲載されていたBさんの写真。はだけた胸元には社員証がはっきりと写っていた
「深夜に観光名所で露出…」地方メディアを揺るがす「幹部のわいせつ告発文」騒動、当事者はすでに退職 直撃に明かした“事情”
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン