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羽生結弦を巡る熾烈な「放映権バトル」アイスショーはテレ朝、仙台凱旋ショーは日テレに

単独アイスショーで8曲を滑り切った(時事通信フォト)

プロ転向後のアイスショーが話題に(時事通信フォト)

「ホテル不足や道路の渋滞も心配されるけどうれしい悲鳴です。街全体がお祭りムードで、ゆづくんのステージを待ちわびています」──青森県に住むファンはそう声を弾ませた。羽生結弦(27才)がプロ転向後、初めて挑んだアイスショーが、大きな盛り上がりを見せている。11月4日、神奈川・横浜でスタートした羽生の単独アイスショー『プロローグ』は、12月から場所を青森県八戸市に移す。

「12月2日、3日、5日に東日本大震災からの復興のシンボルとしてオープンしたアイスリンク『FLAT HACHINOHE』でショーが開催されます。横浜と青森だけの開催なので、日本全国からファンが殺到するとみられていますよ。

 すでに横浜でのショーを見たファンからは、五輪でも滑った『SEIMEI』から始まって、たったひとりで8曲を滑り切る姿に感動したという声が聞こえてきています。MCもゆづくんが務めていて、トークも楽しめたそうですから、期待で胸が高鳴ります」(前出・青森在住のファン)

 最近の羽生はリンク以外での活動にも意欲的だ。地元仙台のテレビやCMに続々出演し、東京・渋谷駅には11月中旬から巨大広告が掲載されている。さらに12月23日には、ラジオ出演し、松任谷由実(68才)とトークを繰り広げる予定だという。

 プロ転向後も衰え知らずの羽生人気。そんな彼をめぐって騒がしいのはファンだけではない。メディアも新たな動きを見せている。これまでフィギュア大会関連では、テレビ朝日がグランプリシリーズ、フジテレビが全日本フィギュアスケート選手権、NHKがNHK杯をそれぞれ放送してきた。

「大会の放映権はスケート連盟が差配しています。アマチュアの選手のアイスショーの放映権もすべて連盟が仕切ります。しかしプロは別です。羽生さんのショーの放映権は横一線でのスタートとなった」(テレビ局関係者)

 争奪戦でまず一歩リードしたのはテレ朝だ。今回の『プロローグ』の協賛の座を獲得し、ショーの放映権も得た。しかし、来年の“目玉イベント”は別のテレビ局が権利を勝ち取ったようだ。

「羽生さんは来年3月、日本テレビと組んで大きな催しを予定しています。震災から十二支が一巡する12年という節目に、故郷・仙台のアイスリンクでショーを行う予定なんです。仙台でのショーは2019年の6月以来で、復興への思いを込めたビッグイベントになりそうです」(前出・テレビ局関係者)

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