12月5日発売の「週刊ポスト」は、ワールドカップの興奮のなかでも忘れてはならない国難と国民受難に向き合うプレミアム号。政府と与野党は旧統一教会の被害者救済法案をめぐり激しい議論を戦わせてきたが、本当にこれで救済は成るのか。教団と戦い続ける弁護士たち、旧2世信者たちは疑問を呈する。その切実で壮絶な経験と訴えに耳を傾ける。さらに、反響の大きい個人投資研究では「高配当」に着目した大特集。もちろんワールドカップや衝撃の教授襲撃事件、緊迫する中国情勢でもスクープ、新情報をお届けします。
今週の見どころ読みどころ
◆ワールドカップで日本が変わる!?「テレビはABEMA、監督は本田圭佑でいい」
W杯をきっかけに、多くの試合を中継するABEMAの視聴者がうなぎ上りだ。日本が大金星をあげたドイツ戦は、実に1000万人以上が視聴したという。ネット配信なので、これまで若い世代の利用が中心だったとされるが、中高年世代にも急速に普及してきた。ユーザーからは「もうテレビは要らない」という声まで出始めた。また、そのABEMAでW杯解説をする本田圭佑の“予言”や“箴言”がすばらしいと賞賛され、「次期監督は本田がいい」というファンも急増している。
◆歯に衣着せぬ宮台真司氏が襲撃直前にツイッターでつぶやいた「頭わるいの?」
勤務する東京都立大キャンパス内で暴漢に襲われた宮台真司・教授は、1990年代から歯に衣着せぬ言論で支持を受けた社会学者だ。犯人からどのような恨みを買ったかは今後の捜査に委ねられるが、事件の直前にも鋭い言葉で「アンチ」を批判していた。「文脈を読め。頭わるいの?」「究極の頓馬を発見したので、さらします」――こういった強い言葉に刺激された反対派も多くいたという。
◆旧統一教会と戦い続ける「スーパー弁護団」と「旧2世信者」の勇猛と苦悩
安倍元首相の銃撃事件により、ようやく政府や与野党は旧統一教会の規制に乗り出したが、同教団が社会問題化したのは30年以上前のこと。その間、政府も与野党も被害者や弁護団の訴えに頬かむりを続けてきた。教団の脅しや嫌がらせを受け続けてきた弁護士たち、幼少期にコメさえ炊けずに赤貧を極めた旧2世信者たちが本誌に壮絶な体験を明かした。
◆まさかの復活「あぶない刑事」最新作の撮影現場でとらえた「まさかの光景」
2016年に「最終作」が放映されたはずの人気刑事ドラマ「あぶない刑事」の新作映画がクランクインしている。その非公開の撮影現場に本誌が潜入した。そこにはタカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)の姿とともに、出演する人気女優の姿もあり、記者の前ではファンとの信じられない「まさかのシーン」が展開された……。
◆江沢民死去で習近平・中国はいよいよ「天安門事件」に突き進む
ゼロコロナ政策への不満に端を発した中国全土のデモは収まる気配がない。当局は参加者を摘発したりSNSの検閲を強化したりして抑え込みに躍起だが、自発的な民衆の反乱は、たとえ表面的に弾圧しても地下のマグマまでは止められない。そんな折に改革開放で人気を博した江沢民・元国家主席が死去し、民意はますます不安定になっている。1989年の天安門事件では、胡耀邦・元総書記の死を悼む民衆デモが惨劇の引き金になった。当時と今の違いと共通点を専門家や現地で取材するジャーナリストらが分析した。
◆街で暴れまわった狂暴イノシシを「槍で仕留めた」市役所課長代理に直撃
神奈川県秦野市に出没した狂暴な巨大イノシシを槍で仕留めたのは市役所の農業振興課課長代理だった。本誌が直撃すると、「突進してきたイノシシに電気槍を弾かれたので、刃のついた槍に持ち替え、左目の眼窩をひと突きした」などと、緊迫の対決を振り返った。過去30年間で3倍にも増えたというイノシシは、これからますます人間の脅威となる。
◆<永田町深層>万策尽きた岸田首相が“命乞いの秘策”で「菅官房長官」の仰天計画
ほんの1年前に自ら追い落とした菅前首相は、岸田氏にとっては「会いたくない相手」のはずだ。その菅氏の事務所を岸田氏が訪ねたことが政界で波紋を広げている。取材を進めると、なんと岸田氏は菅氏に許しを請い、入閣させて政権の延命を図ろうとしているという。政治評論家の有馬晴海氏は「生き残る道はそれしかない」と語る。
◆自業自得か――荒稼ぎする「パパ活女子」がマルサに狙われ次々に追徴課税されている
昨年、大手の“パパ活仲介アプリ”が税務調査され、その利用者情報が当局に渡った。その時点ではほとんど注目されない事件だったが、マルサの狙いはほかにあったようだ。最近になって、パパ活で荒稼ぎしてきた女性たちに次々と税務調査が入っているという。なかには1000万円を超える追徴課税を受けた人も複数いる。事件の背景と真相を明らかにする。
◆死ぬまで稼いでくれる高配当投資で資産寿命は100歳まで安心
本誌前号では、インフレや年金カットで高まる将来不安を解消するには効果的な投資で「じぶん年金」を拡充するしかないと提言して大きな反響を得た。今号では、近く制度が大幅拡充される見込みのNISA(少額投資非課税制度)を活用した、より具体的な投資方法を詳説する。口座開設の完全図解をはじめ、プロが選んだ目的別の高配当株、インフレで収益が増えると話題の「物価連動国債ファンド」などを取り上げる。
◆<なつかしカラーグラビア>流行語大賞芸人「渾身の一発芸」
新語・流行語大賞では、近年、お笑い芸人の一発芸がノミネートされることが多かった。しかし、それらは悪い予兆なのか、数年経つと忘れ去られるものばかり。だから流行語なのだと言われればその通りだが、年末くらい思い出してあげてもよかろう。「フォー!」「ととのいました!」「そんなの関係ねぇ」「穿いてますよ」「35億」ほか華麗に復活!
◆<素人女性の性革命>丸の内OLと保育士が配信した「イカせ合い動画」の衝撃
本誌はこれまでも、いわゆる「素人投稿アダルト動画」がどんどん過激化する実態を追ってきた。海外サイトを使って無修正のものが出回ったり、野外撮影で逮捕者が出たりするなど、暴走、過熱の一面もある。今回は、そうした素人動画ファンの間で人気が沸騰しているという「女同士のイカせ合いバトル」の出演女性たちに直撃。
◆<誌上エクササイズ>がん予防になる「筋トレでミオカイン」ってなんだ!?
医学界で「筋トレ」が注目されている。筋肉を動かすことで、抗炎症効果がある「ミオカイン」という物質が体内で放出されるメカニズムがあり、これががん予防に役立つというのだ。筋トレが健康長寿に良いことは知られてきたが、実はがんを防ぐ効果もあったのかもしれない。ミオカインに“効く”エクササイズをカラーグラビアで紹介する。
◆カニかまの進化には驚くが、ついにここまで!「ほぼカニ」は「もうカニ」だ
イマドキは、カニかまが魚のすり身から作られることを知らない若者も多いという。それくらい品質の進化はスゴイが、その開発メーカーが作った最新商品「ほぼカニ」は、食感や味はもちろん、見た目もズワイガニの棒肉そっくり。テレビ番組で美食家の芸能人たちも騙されたことで話題を呼んだ。高画質の本誌カラーグラビアでも見分けがつきません(笑)。
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