1990年代にミリオンヒットを連発した「globe」。メンバーのKEIKOと小室哲哉は2021年2月に離婚したがユニットはいまも解散していない。泥沼の法廷闘争を繰り広げた元夫婦は十数年ぶりに発表する新曲でどんなハーモニーを奏でるのだろうか。
「新曲のタイトルは『WHITEOUT』。ファンに“幻の未発表曲”と呼ばれる作品で2017年に一度、試作段階のまま曲の一部がSNSにアップされたこともあります。今回は改めて音入れをした新録で、KEIKOさんも久々に歌声を披露するそうです」(音楽関係者)
2011年10月にくも膜下出血で倒れてから11年。療養とリハビリのために長らく表舞台から遠ざかっていたglobeのKEIKO(50才)が活動再開に向けて動き出した。新曲のレコーディングが極秘裏に行われたのは10月下旬。オリジナルメンバーのマーク・パンサー(52才)がラップを担当し、元夫で音楽プロデューサーの小室哲哉(64才)もコーラスで参加しているという。
globeといえば、1996年のシングル『DEPATURES』がダブルミリオンを達成し、ファーストアルバム『globe』が400万枚超のセールスを記録した伝説的ユニット。活動休止状態が長引き、2021年2月に小室とKEIKOの調停離婚が成立したことで再始動は絶望的とみられていたが──。
「じゃじゃーん! globeのKEIKOです。みなさんお久しぶりです」
11月28日、マークがパーソナリティーを務める『JOY TO THE OITA』(OBS大分放送ラジオ)にゲスト出演したKEIKOは滑らかな口調でファンに向けて挨拶した。
「『ブランクが長すぎて、プレッシャーがすごい』と言いつつも、趣味のゴルフに熱中していることや、苦手な料理に挑戦している近況をうれしそうに話していました。これまでに報じられてきた病状を吹き飛ばすような快活さで、マークも『本物だよ! 動いてるよ!』と興奮気味でした」(芸能リポーター)
思い起こされるのが、元夫が2018年1月に行った“不倫釈明会見”だ。自ら開いたその会見で、小室は不倫相手として報じられた女性に“依存”した理由を、高次脳機能障害を患ったKEIKOの「介護疲れ」と打ち明けた。
「小室さんの説明によれば、当時のKEIKOさんは会話がおぼつかず、大人の女性としてのコミュニケーションがほとんど取れない状況だったといいます。KEIKOさんが音楽に対する興味を失ってしまったことや小学4年生の漢字ドリルを学習していることなどを赤裸々に打ち明け、涙を拭う姿が世間の同情を集めました」(前出・芸能リポーター)
小室は女性との不倫関係を否定する一方で「誤解を招く甘い言動があった」とし“罪を償う”ために「自発的な音楽活動からの引退」を表明した。ところが、この会見を見たKEIKOの親族は「不倫から目をそらすために、嘘でKEIKOの名誉を傷つけた」と激怒。当のKEIKOも、2021年3月、本誌『女性セブン』の直撃にこう語った。
「報道にあった“不倫疑惑”に対して、あたかも、私の病状のせいであるかのような発言があまりにも多く、目と耳を疑いました。確かにトレーニングの一貫として、学習ドリルをやったこともありましたが、そのことで私の知的レベルが小4ぐらいだという印象を植え付けられてしまった。(中略)ここ数年で体調が回復したと思われているところがありますが、当時からいまと同様、至って元気です」