1983年のデビュー以来、4コマ漫画の鬼才として知られる業田良家氏が2021年春に発表した『20年後に働き者になるナマケモノ』。描き下ろし4コマをインターネット公開するシリーズの第2作として話題となった。1日1話ずつを公開した本作だが、好評につき、4話分をまとめて毎週1回、再掲載する。今回は再掲載第5弾として「17年目」~「19年と半年目」を公開。
2023年にデビュー40周年を迎える業田氏だが、その代表作として知られる『自虐の詩』は累計部数が50万部を超え、「泣ける4コマギャグ漫画」として今も読み継がれる傑作だ。近年は、第17回手塚治虫文化賞(短編賞)、第19回文化庁メディア芸術祭優秀賞をW受賞したSFストーリー漫画『機械仕掛けの愛』などが注目されている。
『20年後に働き者になるナマケモノ』は、普段は眠ってばかりのナマケモノの少年ナマオ(10歳)が、20年後に働き者になるまでを描く壮大なストーリー。2020年秋に発表された「業田良家の4こわ漫画」シリーズ同様、デジタル作画を取り入れている。
先週公開の再掲載第4弾は、「働くこと」と「稼ぐこと」について悩むナマオの姿が描かれたほか、パワフルすぎるナマオの母親が登場した。17年目から19年と半年目までの再掲載第5弾は、親友ネズミの仕事を手伝った(でも結局寝た)ことでネットでバズるなど、ナマオの周囲が少しずつ変わってゆく様子が描かれる。20年目、果たしてナマオは働き者になれるのか──?