12月12日発売の「週刊ポスト」は、2022年を締めくくる年の瀬クライマックス号。師走の訪れとともに、いよいよセンセイたちが慌ただしくなってきた永田町では、ついに自公連立にもすきま風が吹き始めた。あわせて岸田政権が右派引き留めに繰り出した「防衛費2倍」のトンデモ計画も暴く。年金はカット、税金も健康保険料もアップ、物価高にはなすすべなし……これで「防衛費を毎年5兆円上げてくれ」と懇願する国民っているのか?
今週の見どころ読みどころ
◆米軍からオンボロ兵器を3倍価格で爆買いする「防衛費」のお粗末な真実
岸田政権が突然、「5年で防衛費43兆円」「その後は毎年2倍に」などと言い始めたのは、国際情勢や地政学とは全く関係ない。支持率が下がるなかで岩盤保守層にゴマすりしたいだけだ。実は日本の防衛費は究極の無駄遣い予算であり、そんな大金を投じなくても防衛力は上げられる。今回、増強が計画されている米国製ミサイル「トマホーク」をはじめ、主力戦闘機や攻撃ヘリなど、米軍から調達している“最新兵器”の多くが時代遅れで、しかも米軍が調達する2倍、3倍の値段で買わされている実態を徹底調査した。
◆<スクープ撮>テレ東エース・角谷暁子アナの「2人の経営者」セレブ交際
看板番組『ワールドビジネスサテライト』はじめ人気番組で活躍する角谷アナの華麗な交際をつかんだ。10月には投資会社を経営する敏腕社長の高級マンションに頻繁に出入りする姿をとらえていたと思ったら、12月には医療法人を率いるエリート医師と高級ジュエリー店をはしごし、マンションのモデルルームも訪れた。どっちが本命? 本誌直撃に角谷アナは「うふふ。あの、本当にすみません」と意味深な言葉を発して……。
◆旧統一教会問題余波で集票力は2割減!? 自民党が「公明党切り」に動き出した
旧統一教会の被害者救済法は多くの宗教法人にとって悩みのタネだ。程度や悪質さが違うとはいえ、高額の寄附金集めや2世信者問題は多くの教団に共通している。信者による選挙活動にも冷ややかな目が向けられるなか、長く与党にある公明党の集票力にも陰りが見えている。自民党内では、「公明を切って維新や国民民主で補完すればいい」という過激な計画がひそかに動き始めた。
◆不倫謹慎から2年ぶり復帰した唐田えりかの「デリヘル映画」がお蔵入りの危機
東出昌大との不倫騒動で表舞台から遠ざかっていた女優・唐田えりかが本格復帰した。公開中の映画『の方へ、流れる』では舞台挨拶にも登場したが、もう一つの出演作がお蔵入りの危機に瀕している。同作ではデリヘル嬢のヒロインを熱演し、過激な濡れ場も披露すると注目されていた唐田にとっては痛手だが、一体なにがあったのか?
◆“プーチン支持”で物議をかもす鈴木宗男が激白「開き直ったのはゼレンスキーのほうだ」
政界きってのロシア通で、平和条約締結、北方領土返還を訴えてきた鈴木宗男氏は、ウクライナ戦争では一貫して「ロシアの言い分も聞け」「ゼレンスキーもおかしい」と世論に抗う主張を続けてきた。その真意と論理は? 本誌インタビューに、「ロシアのスパイ? プーチンのポチ? そんなの冗談ポリバケツですよ!」とムネオ節を全開させた。
◆現役CAの赤裸々座談会「空飛ぶよりパパとデートするほうが稼げるんだもん」
ようやく薄日が差してきた航空業界だが、この3年間「飛ばないCA」を経験したキャビンアテンダントたちの生活はすっかり変わってしまったようだ。3人のCAが集まり、受難の3年間にどうやって稼いでいたかを告白した。フライト手当がなくなった時期、彼女たちを支えたのが「パパ活」。飲み会に参加するだけで3万円、“大人のお付き合い”なら1回15万円など、CAブランドをフル活用した稼ぎっぷりが明らかに。
◆フルロナ+RSウイルス「トリプルデミック」で1日75万人感染の地獄シナリオ
社会活動が元に戻って忘れがちだが、コロナ第8波は過去最大の感染規模になりそうな勢いだ。しかも今冬はインフルエンザの流行も予想され、コロナ単独感染に比べて死亡率が2.4倍になるとされる「フルロナ感染」の恐怖が現実味を帯びてきた。そこにアメリカで流行するRSウイルスが上陸すれば、最悪で1日75万人感染という予測もあり、医療崩壊は避けられない。
◆相続、年金、医療・介護 2023年「大改正」に克つ最強のマネー術
増刷を続ける本誌ムック『相続の大改正』『新 得する年金』などで紹介したエッセンスを一挙に読める保存版特集。政府が計画する各種の制度改正により、国民負担は一人当たり数千万円も増えると試算されているが、たとえその企みが強行されても対抗策はある。タワマン節税のノウハウ、じぶん年金のおすすめ商品、医療費の減らし方、あまり知られていない介護の裏ワザを紹介します。
◆夢の認知症治療薬「レカネマブ」で起きた「投与後2人死亡」の真相
新薬承認の最終段階に入ったアルツハイマー型認知症治療薬「レカネマブ」は、世界中で行われた大規模な治験で大きな成果が得られた。一方で、投与した治験者のうち2人が脳出血を起こして死亡していたことが専門医から注目されている。2人はともに血液を固まりにくくする薬を投与されていたが、この組み合わせにどんな意味があるのか探った。
◆医師が監修した「喉が20歳若返る名曲カラオケ」リスト
喉の専門医である山王メディカルセンター副院長、渡辺雄介氏が監修した「歌って喉を若返らせる」驚きのカラオケリストを公開する。美空ひばり、細川たかし、森進一、ピンクレディー、ジュリー、アリスらの名曲を気持ちよく歌って、声も食事も呼吸も若返るというなら試さない手はない!
◆追悼2022 惜しまれつつ逝った7人の偉人へ「盟友から最後の手紙」
今年も多くの偉人・著名人が鬼籍に入った。生前、公私にわたり親しく交わった友から最後のメッセージを送る。猪瀬直樹から石原慎太郎へ、藤岡弘、から島田陽子へ、野末陳平からアントニオ猪木へ、山田隆夫から三遊亭円楽へ、木の実ナナから古谷一行へ、鳩山由紀夫から稲盛和夫へ、井筒和幸から崔洋一へ(敬称略)。
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