今後も世界中を席巻することとなりそうな韓国のエンタメ。なかでも外せないのが韓国ドラマ。最大のトピックは、Netflix史上最大のヒットを記録したドラマ『イカゲーム』の続編公開だろう。
2021年に公開された『イカゲーム』は、参加者たちが巨額の賞金獲得を目指し、命がけで奇妙なゲームに挑むサバイバルスリラーだ。大金のために生きるか死ぬか──息をのむストーリー展開が話題を呼び、米テレビ界最大の祭典であるプライムタイム・エミー賞で主演男優賞と監督賞を受賞。非英語圏のコンテンツとしては異例の快挙となった。
シーズン2の内容にも注目が集まる。AllAbout「韓国ドラマ」ガイドの安部裕子さんが解説する。
「出演者は、主演のイ・ジョンジェ(49才)、コン・ユ(43才)らが続投。製作費も大幅に増え、一つひとつのゲームの仕掛けがスケールアップするのではないかと思われます」
ほかにも、2023年は続編の公開が予定されている作品が多い。『D.P. ─脱走兵追跡官─』(Netflix)もその1つだ。
『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』で、ヒロインの年下彼氏を演じ、甘いマスクで女性たちのハートをつかんだチョン・ヘイン(34才)が出演している。
「脱走兵を捕まえる軍務離脱逮捕組という、軍隊の過酷な世界をリアルに描いた作品で、シーズン1では完結しなかったストーリーを展開していくようです」(安部さん・以下同)
さらに安部さんは注目の続編として、ホラー系SFサスペンスドラマ『Sweet Home ─俺と世界の絶望─』(Netflix)を挙げる。ゆがんだ人間の欲望がモンスターに変化するというストーリーで、こちらも前作よりスケールアップが期待できそうだ。
「キャストは、ソン・ガン(28才)とイ・ジヌク(41才)らが続投するほか、『サイコだけど大丈夫』で知名度を上げたオ・ジョンセ(45才)が加わるようです」
出演俳優で作品を選ぶ人も多いだろう。『京城クリーチャー』(Netflix)は、『梨泰院クラス』に主演したパク・ソジュン(33才)の出演が予定されている。
「第2次世界大戦が終結し、日本の統治時代が終わった時期の韓国が舞台。パク・ソジュンは“外さない俳優”として有名で、彼の出演作は絶対にヒットする。まだ配信前にもかかわらず、シーズン2の製作が決定しており、自信の高さがうかがえます」
Netflixだけでなく、「ディズニープラス」にも注目作が。たとえば、『サムバディ』が大ヒット中のキム・ヨングァン(35才)とイ・ソンギョン(32才)が主演するディズニーオリジナルドラマ『愛と言います』。復讐という同じ目的を持つ男女が、互いに惹かれ合うというラブストーリーだ。
ハラハラドキドキから胸キュンまでさまざまな作品がそろう韓国ドラマ。その質の高さを思う存分、堪能したい。
※女性セブン2023年1月1日号