“SHO TIME”がついに日本にやってくる。2023年3月8日に開幕するWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に、大リーグのロサンゼルス・エンゼルスに所属する大谷翔平選手(28才)の出場が濃厚だ。
一般チケットは対戦カードによって販売上限に達しているが、試合直前にも「見切り席」が売り出される。また、大会前には宮崎県で事前合宿を行うため、“生大谷”を拝む機会はある。
そのほかにも、2023年はプラチナチケット必至のイベントが目白押しだ。
松任谷由実(68才)が、デビュー50周年を記念するコンサートツアーを、2023年5月から12月にかけて開催する。1970年代〜2020年代の6つの年代でのアルバム1位を獲得したニュースも記憶に新しいが、音楽評論家で尚美学園大学副学長の富澤一誠さんは「ただのコンサートだと思ったら大間違い」と話す。
「ユーミンは、楽曲と歌唱の荒井由実から、エンターテイナーの松任谷由実へと進化しました。ステージ上に本物のゾウを用意したり、プールでアーティスティックスイマーが泳ぎ、その上で空中ブランコ、さらにその前でユーミンが歌う──見事なエンタメショーで客席をわかせてきた。50周年となればこれまでと比べものにならない驚きをくれるでしょう」
すでにチケットの販売は始まっているが、50周年を記念したベストアルバムを購入すれば、チケットの最速先行予約ができるだけでなく、座席指定が可能に。アリーナ席なら迫力満点のステージを間近で見ることができ、スタンド席なら作り込まれた世界観全体を堪能することができる。ユーミンのショーを余すことなく楽しむためには、購入必須となりそうだ。
40周年のアニバーサリーイヤーと同時に人気アトラクションがラストイヤーを迎える東京ディズニーリゾートも、この機を逃したら後悔するに違いない。開園の1983年から通い続ける“ディズニーの達人”こと、ライターの吉田よしかさんが話す。
「40周年記念日となる4月15日の前後に周年パレードがスタートし、レストランでも限定メニューやグッズが用意されます。しかしそれ以上に注目すべきは、ラストイヤーとなるアトラクションです。開業より愛されてきた『スペース・マウンテン』がリニューアルに伴い2024年から長期でクローズするため、現行のタイプが確実に体験できるのはまさに2023年がラストです」
コロナ禍で経営破綻に追い込まれ、「もう二度と上演できないかもしれない」──そんな崖っぷちから起死回生を果たしたシルク・ドゥ・ソレイユにも注目だ。2月に始まる5年ぶりの日本公演では『アレグリア─新たなる光─』が上演される。旧作『アレグリア』は19年にわたって世界40か国以上で上演され、テーマ曲がグラミー賞にもノミネートされたほどの名作だ。シルク・ドゥ・ソレイユのバックステージを取材した経験があるライターの有田千幸さんが魅力を語る。
「日本にいながら、異国の地に足を踏み入れたような気分にさせてくれます。コロナ禍と円安でなかなか気軽に海外旅行に行けないいまこそ見に行ってほしい。一度の鑑賞ではすべてを把握できないくらい舞台上のあらゆる場所でパフォーマンスが繰り広げられるため、座る席を変えて複数回見に行くのも楽しみ方のひとつです」
どれもこれも見逃せない。
※女性セブン2023年1月1日号