「自分のアーティストのカラーって何色でもない色、だから透明や白だと思っていたんです」と小林

「自分のアーティストのカラーって何色でもない色、だから透明や白だと思っていたんです」と小林

──声優としての経験が活かされているそうですね。

「声優としての経験を積むことで、アーティストの可能性は広がったなと感じます。昔は自分の歌声はこうだって決めつけていたんです。クールで、ツンツンして、少し背伸びをしたような歌い方です。自分の声もあまり好きではなくて、声優を勧められたときも『演技はできないので無理です』と断っていました。でも声優を経験させていただいたことで、明るい曲も可愛い曲も歌えるんだなと自分の声の広がりを感じるようになった。そういった経験が存分に生かされていると思います。

 今回のライブツアーとは別に、EP『syzygy』を引っさげたライブツアーも2023年4月、5月に開催予定ですので楽しみにしていてください!」

──こうした声優、アーティスト活動だけでなく、アパレルブランド『yipyip(イップイップ)』を手掛けるなどかなりご多忙な日々ですが、心身ともに疲れてしまうことはありますか。

「いっぱいいっぱいになると何も手につかないということもあります。ただ、そこについては『あまり深く考えすぎず』『深く悩みすぎず』『壁を壁と思わない』と思って突破しています。プレッシャーを感じることもあるんですが、自分がやれることを全力でやる。それに尽きると思います」

──『Aqours』の一員としてNHKの紅白歌合戦に出演したのが2018年。ソロアーティストとしての目標も紅白の舞台でしょうか。

「チャンスがあるなら出たいです(笑)。でも、まずはファンのみなさんにすこしでもより良い作品を届けられることにフォーカスしていきたいです」

──最後に、2023年の抱負をお願いします。

「来年は私がAqoursで演じるヨハネ(津島善子)が主人公のアニメ『幻日のヨハネ』が放送予定で、それにむけて彼女をどう輝かせて行こうか毎日考えています。

 私生活では、丁寧な暮らしをする女性になりたいです。1日1日を丁寧に生きる女性になりたくて。今年はお休みの日があると、どうしても適当に過ごしちゃって。気づいたら1日終わっちゃってるなんて日も多かったんです。1年って早いんだなって(笑)え? 部屋は片付いているかって? そのあたりは触れたくないですね(笑)」

◆取材・文/赤木雅彦、峯亮佑 撮影/五十嵐美弥 ヘアメイク/北川恵(クララシステム)

プレゼントキャンペーンを実施します!

チェキにサインを書く小林

チェキにサインを書く小林

 人気シリーズ「NPS声優」ではNEWSポストセブンの公式Twitterアカウントと連動した、フォロー&リツイートしていただくだけで応募できる、読者の皆さまへのプレゼントキャンペーンを実施しております。応募方法の詳細は次ページよりご確認ください。

関連キーワード

関連記事

トピックス

九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
“鉄ヲタ”で知られる藤井
《関西将棋会館が高槻市に移転》藤井聡太七冠、JR高槻駅“きた西口”の新愛称お披露目式典に登場 駅長帽姿でにっこり、にじみ出る“鉄道愛”
女性セブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン