国内

美智子さま、皇室カレンダーで示した存在感 ご健康不安を感じさせぬ頻繁なお出かけも

充実した毎日のご様子(2019年9月、東京・文京区。写真/JMPA)

充実した毎日のご様子(2019年9月、東京・文京区。写真/JMPA)

 緑の木々と、鮮やかな黄色や薄紅色の花に囲まれた小道を、腕を組みながら上皇ご夫妻が歩かれる。淡いブルーのトップスに身を包まれた上皇后美智子さまは、穏やかな笑みをたたえられている──。

 これは、令和5年版(2023年版)の皇室カレンダーに掲載された、上皇ご夫妻のお写真だ。皇室ゆかりの文化事業を行う「菊葉文化協会」が宮内庁の許可を得て制作・発行するもので、いわば公式グッズ。壁掛け式と卓上型を合わせて毎年10万部超えの部数を誇る。

 天皇ご一家、上皇ご夫妻、秋篠宮ご一家それぞれの家族写真が掲載された1・2月のページに続いて、3・4月に収められているのが冒頭の上皇ご夫妻の仲睦まじいお姿だ。

「平成の時代にも、3・4月には上皇ご夫妻(当時は天皇皇后両陛下)の写真が収録されていました。言うなれば、時の皇室の“主役”が登場される、皇室カレンダーのメインステージなわけです。皇室内部には厳然たる序列があります。令和を迎え、その順番の入れ替えが注目されましたが、変わらず3・4月は上皇ご夫妻の定位置でした。最新の令和5年版でも踏襲されています」(皇室記者)

 5・6月には天皇陛下と皇后雅子さまが、それぞれ稲作と養蚕の作業をされる写真が並んでいる。ただ、陛下は下を向かれ、雅子さまはマスク姿の横顔だ。

「平成にならえば、先頭に相当する3・4月は両陛下でもおかしくはありません。4月10日は上皇ご夫妻の結婚記念日ですから、両陛下が“上皇ご夫妻を先に”と気を回されたようにも感じられます」(前出・皇室記者)

 カレンダーでは定位置で明るい笑顔と存在感を見せられている美智子さまだが、一時期は体調面が心配されていた。

「長らく頸椎症性神経根症による肩の痛みや手のしびれを抱えられており、原因不明の微熱も続いているといいます」(皇室ジャーナリスト)

 2022年8月には、右ふくらはぎに血栓ができる「深部静脈血栓症(末梢型)」と診断され、通院もされた。加えてコロナ禍で外出が減り、室内にこもりがちになられていた美智子さまの体調を案じる声は、宮内庁の内部からも漏れ聞こえていた。その上、上皇さまが退位されたことでテレビや新聞でお姿を報じられることもほとんどなくなったため、近況を気にかける世間の声もあった。

「“二重権威”の印象を与えることを避けるためにもメディアで報じられることはありませんが、コロナ禍の落ち着きとともに、私的な外出は意外と頻繁にされているといいます」(別の皇室記者)

関連記事

トピックス

モテ男だった火野正平さん(時事通信フォト)
【火野正平さん逝去】4年前「不倫の作法」を尋ねた記者に「それ俺に聞くの!?」 その場にいた娘たちは爆笑した
週刊ポスト
「●」について語った渡邊渚アナ
【大好評エッセイ連載第2回】元フジテレビ渡邊渚アナが明かす「恋も宇宙も一緒だな~と思ったりした出来事」
NEWSポストセブン
三笠宮妃百合子さま(時事通信フォト)
百合子さま逝去で“三笠宮家当主”をめぐる議論再燃か 喪主を務める彬子さまと母・信子さまと間には深い溝
女性セブン
氷川きよしが紅白に出場するのは24回目(産経新聞社)
「胸中の先生と常に一緒なのです」氷川きよしが初めて告白した“幼少期のいじめ体験”と“池田大作氏一周忌への思い”
女性セブン
多くのドラマや映画で活躍する俳優の菅田将暉
菅田将暉の七光りやコネではない!「けんと」「新樹」弟2人が快進撃を見せる必然
NEWSポストセブン
阪神西宮駅前の演説もすさまじい人だかりだった(11月4日)
「立花さんのYouTubeでテレビのウソがわかった」「メディアは一切信用しない」兵庫県知事選、斎藤元彦氏の応援団に“1か月密着取材” 見えてきた勝利の背景
週刊ポスト
田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
「SUNTORYドリンクスマイルBAR」
《忘年会シーズンにこそ適正飲酒を》サントリーの新たな取り組み 自分に合った “飲み“の楽しさの発見につながる「ドリンク スマイル」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
NEWSポストセブン