大分県の大分国際情報高等学校。スポーツに力を入れている学校で、ハンドボール日本代表の宮崎大輔らの母校として知られる。このスポーツ強豪校の硬式野球部で先輩部員が後輩に対して金属バッドで殴打する傷害事件が起きていたことが明らかになった。
硬式野球部は2015年に設立されたばかりで歴史こそ浅いが、活躍は著しい。設立翌年の9月に大分県高等学校野球選手権大会で準優勝を果たし、2019年春の甲子園の21世紀枠に大分県代表として推薦。惜しくも選出されなかったが以降も活躍を続け、今年9月には今夏甲子園に出場した名門・明豊と大分県高等学校野球選手権大会で対戦し、1-2と接戦を繰り広げた。
しかし、その裏では野球部員の生活の乱れが後を絶たなかったという。同校の関係者が語る。
「野球部員約30名のほとんどが湯布院の寮で生活していますが、学校から1時間近く離れていることもあり監督する教員が少なく、野球部の監督が寮監を兼任しています。監督も目が行き届かず、部員の生活の乱れが後を絶たなかった。野球部関係者や保護者からクレームが入ると、監督は『しっかり指導する』とは言うものの1週間ほどの校内清掃が下されるくらいで、野球部に処分を下してこなかった」
2021年8月、ついに大きな事件が起きる。野球部員にとっては大切な道具であるはずの金属バットを用いた暴行事件が起きたのだ。
「夏の大会も終わり、新チーム発足直後のことでした。当時2年生の野球部員が1年生部員の金属バットを奪い、お尻をフルスイングで叩きました。原因は寮生活のたわいもないことだったと聞いています。この様子は別の野球部員がスマホで撮影していてSNSに投稿。野球部員や生徒の間で拡散され話題になりましたが、まもなく削除されました」(同前)
動画は削除されているが、動画をスクリーンショットした写真を確認すると、上裸で短パン姿の坊主頭の野球部員が金属バットを握り、Tシャツ半パン姿の野球部員のお尻に狙いを定めている。お尻を向けさせられた野球部員は恐怖からか、背中も丸まり腰が引けているように見える。