年末のK-POP界を彩る老舗の授賞式『2022 MAMA AWARDS』が11月29日、30日、今年は日本の京セラドーム大阪で開催された。” 新人ガールズグループ戦国時代”といわれる2022年のK-POPシーンをけん引するアイドルたちと、少女時代とともに日本の第3次韓流ブームをけん引したKARAが7年ぶりに復活する姿を一堂に見られる貴重なイベントとなったMAMAでの、韓国ガールズグループの”今”をレポートする。
余りある伸びしろに驚愕!2022年の新人5組が織り成すワンナイトステージ
今年のMAMAには、新人ガールズグループは5組出演。日本で行われる世界的なステージでK-POPの看板を背負い、それぞれが個性的でオリジナリティーあふれ、新人とは思えないほどのパフォーマンスとビジュアルを世界中のK-POPファンにアピールした。5組のうち3組には日本人メンバーも複数名いて、競争の激しいK-POPの世界に飛び込んで、堂々と活躍している日本の10~20代たちの姿は心から誇らしく思えた。
「LINNK The Next Generation/Rookie Girl Groups’ Collabo」と銘打って初日に行われたスペシャルなコラボレーションが、それらの新人ガールズグループ5組、IVE、Kep1er、NMIXX、LE SSERAFIM、NewJeansの総勢32名により披露された。楽曲、パフォーマンス、ダンス、ビジュアル、各グループの個性を生かした衣装など、どれをとっても素晴らしく、「どこを見ればいいの~!!!」となる目がいくつあっても足りない眼福ステージで、世界中のK-POPファンを喜ばせた。
イントロステージとして、それぞれのデビュー曲『ELEVEN』『WA DA DA』『O.O』『FEARLESS』『Hype Boy』のサビを、各グループがメンバーをシャッフルして披露。 新人でもさすがはプロ、個性的な組み合わせの即席グループながら、見事に息の合った抜群のコンビネーションを見せつけた。
IVEの『ELEVEN』のステージでは、IZ*ONE出身で現在はLE SSERAFIMで活躍する宮脇咲良(サクラ)がセンターに立った。宮脇と同じくIZ*ONE出身で現IVEのウォニョンと並んでパフォーマンスする姿に感極まったIZ*ONEファンも多いはずだ。
Kep1erの『WA DA DA』ではIVEの日本人メンバー・レイが、オリジナルの力強さとはまた違った抜群のキュートさで新しい『WA DA DA』を見せてくれた。NMIXXの『O.O』では、170㎝と高身長なLE SSERAFIMの日本人メンバー・カズハがセンターを務め、美しいフォーメーションで会場を魅了した。
続くLE SSERAFIMの『FEARLESS』ではIZ*ONE出身で現IVEのユジンが、抜群の安定感でセンターを張った。ほぼ同時期にデビューしたIVEとLE SSERAFIMは、どちらもIZ*ONE出身のメンバーがいる点などからよく混乱するのだが、このステージではその混乱こそが、むしろ 楽しくて華やかで見応えあるものだった。
メドレーのトリは、全員が10代のメンバーNewJeansの『Hype Boy』。ここでもIZ*ONE出身で現LE SSERAFIMのチェウォンのキレのあるダンスが目立った。
会場はこの時点で相当な盛り上がりなのだが、32人全員によるTWICEの『CHEER UP』のカバーステージが始まるやさらにヒートアップ。数ある名曲から、アイドルソングの王道ともいえるこの曲を選んだ今回のプロデューサーのセンスには拍手! 本家ではサナが担当するキラーパート「shy shy shy!」のところでは、各グループの異なる魅力とかわいさの競演がさく裂した。