芸能

『男はつらいよ』俳優・前田吟(78)が再婚、50年連れ添った前妻の介護・別れを乗り越え

楽しそうに語る前田さん(撮影/山口比佐夫)

楽しそうに語る前田さん(撮影/山口比佐夫)

 2022年の終わりは佐藤蛾次郎さんやあき竹城さんなど、映画『男はつらいよ』シリーズにゆかりの俳優の訃報が続き、寂しい思いをした人もいるだろう。正月映画で寅さんに会うのを楽しみにしていた人なら、なおのことだ。その寅さん映画『男はつらいよ』で、寅さんの妹・さくらの夫、博を演じていたのが俳優・前田吟さん。2022年はドラマ『正直不動産』(NHK)にゲスト出演し元気な姿を見せていたが、御年78歳。元気の秘訣は……?【前後編の前編】

「元気の秘訣は恋をすること。2022年6月に結婚しました」

 えー、け、結婚!? 前田さん、のっけから驚かせてくれる。

「コロナになってから暇だし、家で1人で飲んでもつまらないでしょ。2022年1月の成人式の日に、20年ぐらい行っていなかったスナックに『たまには行ってみるか』と入ったんです。そうしたら、たまたま入った荻窪の店に、彼女もたまたま来ていて出会いました。3月に初めて2人きりで会って付き合い始め、入籍もしました。区役所へ行ったら、『え、あの前田吟さんですか?』なんて驚かれちゃいました(笑)。夏から一緒に暮らしています」

 出会って半年で結婚! まさに電撃婚だ。

 お相手は74歳の歌手・箱崎幸子さん。福島県いわき市出身で、18歳でミスいわきに輝いた美女だ。1969年の大ヒット曲『熱海の夜』を歌った歌手・箱崎晋一郎さんと結婚し、1男2女をもうけたが死別。その後、故郷・いわき市に戻り、ラウンジを経営したり、歌手活動をしたりしていたという。

「別れ際に、彼女の『惜別』という歌のCDをいただいたんです。家に帰ってそれを聴いていたら、胸にジーンとくるものがありましてね。それで、人づてに彼女の連絡先を教えてもらい、『付き合いましょう』と電話をかけました。3月の『正直不動産』の収録の後、渋谷のハチ公で待ち合わせ、山手線に乗って1周しながらいろんな話をしたのが最初のデートです(笑)」

関連キーワード

関連記事

トピックス

九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
“鉄ヲタ”で知られる藤井
《関西将棋会館が高槻市に移転》藤井聡太七冠、JR高槻駅“きた西口”の新愛称お披露目式典に登場 駅長帽姿でにっこり、にじみ出る“鉄道愛”
女性セブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン