オリコンが12月2日に発表した「好きな女性アナウンサーランキング」で、TBSの田村真子アナ(26)が初登場で8位にランクインした。朝の情報番組『ラヴィット!』でMCを務め、露出を着実に増やしてきた田村アナについて、TBS関係者は「次期エースアナとして局の期待も高い」と話すが、本人の前にひとつの壁が立ちはだかっているという。
「田村アナ自身は報道志向が強いそうなんですが、“ご家族の関係”でなかなか報道番組のMC登板が難航しているんです」(前出・TBS関係者)
田村アナの父親は自民党衆院議員の田村憲久氏(58)。第二次安倍政権と菅政権で厚労大臣を務めた重鎮で、曽祖父の代から続く政治家一家である。憲久氏の父親は地元・三重で建設会社やケーブルテレビ局を経営する名士として知られている。
「厚労大臣時代はコロナ禍ということもあり、メディア露出は多かった。今後も田村議員に関連するニュースを扱うこともあるでしょうし、その原稿を娘の田村アナが読むというのは果たしてどうなのか。局内ではそういう議論があるんです」(同前)
大学時代に新聞学科で報道を学んだ田村アナは、テレビ朝日の『モーニングショー』にインターン経験もあり、現場取材やADを経験していた。田村アナを知る別のTBS関係者が語る。
「現在MCを務める『ラヴィット!』は“ニュースを扱わない”と宣言しており、生活情報を中心に構成しています。また、他の情報番組と違って多くのお笑い芸人が出演するなどバラエティー色が強い。筋金入りの報道志向を持つ田村アナにとっては、物足りない部分もあるでしょう。
ただ、田村アナの飾らない人柄が『ラヴィット!』の人気を支えている部分が大きく、局としても外したくない。このまま田村アナの希望が通らなければ、最悪、退社してフリーになってしまう可能性も否定できない」