昨年大晦日、篠原涼子は28年ぶりに紅白歌合戦の舞台で歌った。代表曲『恋しさと せつなさと 心強さと』を披露したが、12月下旬の本誌『週刊ポスト』撮影時はまだ衣装も演出も本人に明かされていなかった。
「当日は曲をプロデュースしてくれた小室(哲哉)さんと一緒にステージに立てるのか、それもまだわからなくてドキドキしています。久しぶりに舞台で歌わせていただくことはそれ以上にドキドキしますが、本番ではきっと初出場の自分の姿が蘇って緊張よりも想いが深く溢れちゃうんだろうな、なんて想像しています」
歌手を夢見て芸能界へ飛び込んだ篠原にとって、歌は自身の原点だと語る。
「役者のお仕事にやりがいを感じながら“歌う機会をいただけるならばどこへでも”という情熱をずっと宿していました。欲を言うならば23年はぜひ、歌手・篠原涼子としての新たな一歩も踏み出したいです!」
【プロフィール】
篠原涼子(しのはら・りょうこ)/1973年生まれ、群馬県出身。1990年デビュー。1994年、『恋しさと せつなさと 心強さと』がダブルミリオンを記録。女優としても活躍し、2019年は2本の映画で優秀主演女優賞、優秀助演女優賞を受賞。昨年は『金魚妻』(Netflix)、『silent』(フジテレビ系)の出演で話題に。セルフカバーした『恋しさと せつなさと 心強さと 2023』を発表し、同曲で28年ぶり2回目の紅白歌合戦に出場
撮影/中村和孝 取材・文/渡部美也
※週刊ポスト2023年1月13・20日号