迫る南海トラフ巨大地震の危機　専門家が警鐘を鳴らす、2023年に警戒すべき「5つのエリア」

長尾年恭（ながお・としやす）／東海大学・静岡県立大学客員教授。日本地震予知学会会長及び認定NPO法人「富士山測候所を活用する会」理事

右から火山や地震の専門家である京都大学名誉教授の鎌田浩毅氏、東海大学客員教授の長尾年恭氏、東京工業大学教授の中島淳一氏

「2023年地震警戒エリア」MAP

大地震の被害は計り知れない（時事通信フォト）

鎌田浩毅（かまた・ひろき）／京都大学名誉教授・同レジリエンス実践ユニット特任教授。専門は地球科学・火山学・科学教育

中島淳一（なかじま・じゅんいち）／東京工業大学理学院地球惑星科学系教授。専門は地震学。研究テーマは沈み込み帯における地震・火山テクトニクスの理解と解明