六代目である三遊亭円楽さん(享年72)が昨年9月に亡くなってから、いまだ後任が発表されていない『笑点』(日本テレビ系)の新メンバー。元日に放送された特番で現在司会を務める春風亭昇太(63)から発表があると予想されていたが、「2月から新メンバーを加えての放送がある」と触れられたのみで、人物の名については沈黙が貫かれた。
後任には、誰が抜擢されるのか。現在のメンバーである桂宮治(46)と仲がよく、「いま最もチケットが取れない」といわれる春風亭一之輔(44)や、故・円楽師匠が生前に“後継”として推薦していたと一部で報じられた、五代目円楽一門会の三遊亭兼好(53)と三遊亭萬橘(43)の名前も候補に挙がる。
そんななか、演芸関係者の間で「大本命」と言われているのが、昨年3月に真打ちに昇進した、女性落語家の蝶花楼桃花(41)だ。
桃花といえば春風亭小朝(67)の弟子で、二ツ目以降は春風亭ぴっかり☆の名で大人気に。昨年9月には闘病中だった円楽さんの「代打」として、女性落語家初の『笑点』の大喜利出演も果たした。腕前の評価も上々で、中高年男性から絶大な支持を受ける「落語界のプリンセス」。そんな桃花が「本命」と名指しされる理由は、彼女の今年のスケジュールにあるという。
「名の上がっている落語家はあまたいますが、そのなかで彼女だけ、土曜日のスケジュールが空白なんです。落語家にとって土曜日といえば、寄席や落語会に足を運んでくれるお客さんが増える『かき入れ時』。彼女ほどの売れっ子が土曜日を開けているのはどうみても不自然なのですが、その土曜日は『笑点』の収録日なんですよ」(演芸関係者)
また別の関係者は、番組事情についても言及する。