ストレスのコントロールが重要な時代、自分で自分を守る意識も必要だ。コラムニスト・石原壮一郎氏が考察した。
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「無理していませんか?」
そう聞かれると、思わず「ギクッ」とする人が多いのではないでしょうか。私たちは、仕事にせよ人間関係にせよ日常生活にせよ、いろんな場面で「無理」をしてしまっています。はたしてその「無理」は、する必要があるのでしょうか。もしかしたらしなくていい「無理」を重ねて、心や体を疲れさせてはいるかもしれません。
まずは、自分がどのぐらい「無理をしている日々」を送っているかをチェックしてみましょう。次の10項目のうち、自分の行動や考えに当てはまるものはいくつありますか?
【無理をしている度チェック】
●一週間以内に、本当は顔を見るのもイヤなヤツとニコやかに話した
●「知らない」「わからない」という言葉は長いあいだ口にしていない
●SNSで政治問題や時事問題について熱く書くことがしばしばある
●たとえ自分のミスでも「先に謝ったら負け」なので、まずは状況を伺う
●同僚や友人と自分を比較して。劣等感や優越感を覚えることが時々ある
●エスカレータでは。空いた側を駆け上がったり駆け下りたりしてしまう
●常に「正しいマナー」を心がけているし、守れない人にイラッとする
●時代に遅れないように、意識を「アップデート」し続けることが大切だ
●お酒の誘いはたとえ気が進まなくても予定が入っていない限り断らない
●いくつになっても「未知の分野」にチャレンジし続ける自分でいたい