2日間で1億円を売り上げた元No.1キャバ嬢でタレント・実業家に転身したエンリケこと小川えり氏(35)。しかし昨年、自身が経営していた会社で行なっていた買取事業に出資法違反の疑いと返金トラブルがあったことなどが発覚。紆余曲折を経て、元夫でビジネスパートナーだったS氏との離婚を期に、再び名古屋・錦のキャバクラ店「アールズカフェ」に復帰した。ライターの河合桃子氏が、エンリケに現在の日常と今後の展望について聞いた。
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100万円使った女性客が突然「救急車」を……
出勤前だというエンリケと待ち合わせたのは店近くの「CoCo壱番屋」。キャバ嬢の同伴といえば高級寿司といったイメージを抱くかもしれないが、飾らない姿で知られるエンリケは同伴の際には自ら「今日はCoCo壱に行こう!」と誘うこともあるという。
普段はポークカレーに野菜トッピングが定番。この日のオーダーはちょっと個性的で「ハッシュドビーフにパリパリチキンをトッピングの3辛」。エンリケは「CoCo壱からCMの仕事とかって来ないですかね~」と、大きな口でハッシュドビーフを頬張りながら、つい先日、店で起きたというトラブルについて語り出した。
「1月31日に私指名で1人でやって来た40代の女性のお客さんに、無銭飲食をされたんですよ。全身ブランドもので固めていてお金がないようには見えなかった。まあ、ちょっと変わった人だな、とは思いましたけど、変わったお客様なんて山ほどいるし(笑)。それでオープンからラストまでいて、シャンパンもオーダーしてお会計は100万円超。
でもいざ会計になったら突然、その女性が救急車を呼んだんです。呼ばれた救急隊も、女性に異常はないから帰られたんですが、女性は一向にお金を支払う気配がないんですね。それで黒服が警察を呼んで調べたら、財布に3万円しかなくって。なのに女性は『支払う気はある』って言うんです。そうなると警察も現行犯逮捕はできないらしく、その後、私と店の責任者で警察に被害届を出しに行きました。15年もキャバ嬢をやってきてこんなの初めての経験でしたよ……」
エンリケにひと目会いたいと名古屋まで遠方から訪れる客も少なくなく、女性1人というケースも珍しくないという。