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大谷翔平、WBC1次ラウンド先発に暗雲 侍ジャパン投手陣に影響及ぼす「MLBの意向」

「MLBの意向」が侍ジャパンの障壁に?(写真/共同通信社)

「MLBの意向」が侍ジャパンの障壁に?(写真/共同通信社)

 いよいよキャンプインが迫るWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)。大谷翔平(28)をはじめメジャー選手が大勢参加し、日本代表は「過去最強」と称される。だが、3大会ぶりの優勝を目指す彼らの周りには“大国の陰謀”が渦巻いているようだ。

栗山監督の要求に難色

 2月17日に始まるWBC日本代表の強化合宿。雪辱を期す「侍」たちは気合十分だ。スポーツ紙記者が語る。

「普段は三塁を守る巨人の岡本和真(26)は『WBCではどこでも守る』と球団の春季キャンプにファーストミットを持参し、近い将来メジャー挑戦を見据えるオリックスの山本由伸(24)は実力を発揮すべく急ピッチで調整中です。3大会ぶりの優勝に向け、ほかの選手たちの士気も高い」

 侍ジャパンは2月27日まで合宿を行ない、壮行試合と強化試合を経て3月9日から東京ドームで1次ラウンドに臨む。

 だが、チーム強化のネックとなるのがメジャー組のキャンプ不参加だ。今回の代表メンバーにはエンゼルスの大谷翔平(28)ら5人のメジャー選手が名を連ねるが、宮崎合宿に参加するのはパドレスのダルビッシュ有(36)のみだ。

「パドレスが“実績のあるベテランだから”と許したダルビッシュ以外の4選手は合宿不参加です。エンゼルスのミナシアンGMが『翔平は3月1日に日本へ出発する』と明言したので、大谷は3、4日の壮行試合から代表チームに合流するとみられます。ただし壮行試合はWBCの大会運営会社『WBCI』の管轄外のため大谷は出場できず、実戦調整は6、7日の強化試合になる見込みです。

 カブスの鈴木誠也(28)、レッドソックスの吉田正尚(29)、カージナルスのラーズ・ヌートバー(25)も本番直前の合流になりそうで、国内組との連携やサインプレーなどに不安が残ります」(前出・スポーツ紙記者)

 日本代表の栗山英樹監督はメジャー組の宮崎合宿参加を熱望していた。だが、その障壁となったのが「MLBの意向」だという。スポーツ紙デスクが語る。

「そもそも日本が独自に行なう強化合宿にメジャー組が参加する場合、万が一の故障に備えて日本野球機構(NPB)が保険料を負担する必要があり、一人当たり数千万円から数億円の費用がかかると見込まれていた。それでもNPBは高額の保険料を支払う準備を整えて残る4人の合流を求めましたが、MLBの感触は思わしくなかった。この対応に栗山監督も不満をこぼしているようです」

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