大阪・淀川に迷い込んだマッコウクジラ「淀ちゃん」が教えてくれたこと 専門家が語る「その後」
海に還される直前に船上で行なわれた学術調査。研究員が淀ちゃんの体長を測定し、14.69メートルと判明した(写真提供/田島木綿子)
調査のために淀ちゃんの皮を剥ぐ。国立科学博物館の田島木綿子研究員いわく「タイヤのゴムを素手で剥がすような力仕事」だという(写真提供/田島木綿子)
胃の内容物を調査するため、研究員が手で採取する。「いちばん頑張っているところです」と国立科学博物館の田島木綿子研究員(写真提供/田島木綿子)
国立科学博物館の解剖室。希少種のクジラ「タイヘイヨウアカボウモドキ」の標本作製のため骨を煮込む(撮影/惠原祐二)
国立科学博物館の標本庫。漂着した鯨の骨を採取し、展示・教育のために標本を作製するのも重要な仕事だ(撮影/惠原祐二)
ミミズと同じ環形動物の仲間である「サツマハオリムシ」が付着している茶色い塊が、クジラの骨だ(撮影/惠原祐二)
海洋研究開発機構で深海生物を研究する藤原義弘研究員らは相模湾に鯨死骸を沈め、鯨骨生物群集の調査を行なった(写真提供/海洋研究開発機構)
相模湾の水深920メートルで「コンゴウアナゴ」が鯨肉を餌とする様子(写真提供/海洋研究開発機構)
同じく相模湾では鯨骨のまわりに「エゾイバラガニ」も群がっていた(写真提供/海洋研究開発機構)
相模湾での海底調査などで活躍する、海洋研究開発機構の有人潜水調査船「しんかい6500」(写真提供/海洋研究開発機構)
20年間のキャリアの中で、2000体もの調査経験を持つ(撮影/惠原祐二)
そんな田島さんから見ても、体長約15メートルの巨大なクジラが淀川河口のような浅瀬に迷い込むのは「極めて稀なケース」という(撮影/惠原祐二)
田島さんのチームは現地からの連絡を受け、淀ちゃんの調査を行なった(撮影/惠原祐二)
国立科学博物館の標本庫(撮影/惠原祐二)
丁寧に作業(撮影/惠原祐二)
骨を煮込む(撮影/惠原祐二)
国立科学博物館の解剖室(撮影/惠原祐二)
海洋研究開発機構で深海生物を研究する藤原義弘研究員(撮影/惠原祐二)
外洋に投下された淀ちゃんの死骸についても解説(撮影/惠原祐二)
サツマハオリムシ(撮影/惠原祐二)
ハオリムシは海底から300℃を超える熱水が噴き出す極端な環境に生息する(撮影/惠原祐二)
海洋研究開発機構で深海生物を研究する藤原義弘研究員(撮影/惠原祐二)
淀ちゃんの死骸の今後についても解説(撮影/惠原祐二)