これはさすがに一目で分かる、“只者ではない感”満載のファッション。金髪ボブヘアーで、黒のムートンコートを羽織り、中には上は紫、下は青とオレンジのツートンカラーの全身ジップのロングワンピース。そんな、誰もマネできないような服で颯爽と闊歩するのは、人気女優の高畑充希(31才)。気さくで親しみあるキャラクターなだけに、この個性的な服装は、ちょっと意外にも思えてくる。
今年は、1月から主演舞台『宝飾時計』に出演。これも、その舞台終わりで帰路に着くところで、ある演劇関係者は「脚本・演出の根本宗子さんが、高畑さんを当て書きしたオリジナル作だけに、高畑さんもいつにも増して役に染まっていらっしゃいます。子役から女優を続けて30才を迎えた主人公が、自分の人生に迷う物語。ご本人は、役柄と素の性格は全く違うと言われていますが、設定と半生は似ていますよね。芝居が憑依していて、ステージを降りてからの帰りの私服でも、こんなザ・女優なド派手な格好をしてしまうのかも」と話す。
高畑は、知る人ぞ知るオシャレ通である。300万人以上ものフォロワーを抱える公式インスタグラムでは、数年前から「#不定期私服連載」のハッシュタグをつけて、さまざまなタイプの私服姿を公開している。あるときは、真っ赤なトレーナーにミントグリーンのパンツ姿。ある春の日は、清楚な白のニット。また別の日は、ブラウンのつなぎからショッキングピンクのインナーをチラ見せ……などなど。
高畑を知るあるスタイリストは「高畑さんは、何かの型にハマることなく、いろんなファッションを楽しまれているオシャレさんです」と話す。本人も昨年11月放送のトーク番組『TOKIOカケル』(フジテレビ系)にゲスト出演した際に、「洋服そのものが好きで、古着屋もしょっちゅう回ります。ヨーロッパのレース、ミリタリー系のものは結構古くて、着方を1回でも間違えたら破れるみたいな、ぎりぎりの繊細なブラウスとかも買いますね。ニューヨークやロンドンにも古着を見るために一人旅に行ったりします」と、詳しく語っていた。都内でも、休日にはシェアサイクルで古着屋巡りをすることもしばしばだという。