2月21日、女性アナウンサーのマンションに侵入したとしてNHK札幌放送局のアナウンサー・船岡久嗣容疑者(47)が逮捕された。船岡容疑者は2月17日深夜から18日にかけてその女性アナウンサーの後をつけ、女性が住むマンションの部屋に侵入した疑いが持たれている。侵入した船岡容疑者は部屋にいた女性の知人男性に取り押さえられそうになり、3階の共用部分から飛び降りたという。その際にけがをして病院に2日間入院し、退院後に逮捕された。この被害を受けた女性アナウンサーが誰なのかと、局内では様々な情報が飛び交い混乱している。
逮捕報道は、NHKの東京放送局内に大きな衝撃を与えた。同局の40代男性局員が言う。
「21日にフジテレビの速報ニュースが流れてからは、局内でもこの話題で持ちきりでした。上層部も報道が出た辺りから慌ただしくなったように見えました。最初の報道では相手の女性は“アナウンサー”と報じられたので、『そもそもNHKのアナウンサーなのか?』というところからわからなかった。局内でも情報が錯綜している感じでした」
その後、複数のメディアが「同僚女性アナ宅侵入か」「同じNHKの20代の女性アナウンサーが住む東京・中野区内のマンション敷地内に侵入」と報じたものの、NHKの東京放送局内でも誰が相手なのかについて発表や通達などはなく、局員たちは今も探り合いのような状況が続いているという。40代男性局員が続ける。
「船岡アナは札幌放送局ですが、ベテランアナなのでこれまで各地の放送局を経験しています。そこから推察して“あの子はあの放送局時代で一緒だったよ”と言う局員や、船岡アナがフィギュアスケートや大相撲の実況アナウンサーとしても活躍していたので、“スポーツ関連の仕事で一緒だった子じゃない?”などと複数の名前があがって噂が飛び交っています」
だが、放送局こそ違えど同じアナウンサーが逮捕されるという事態にも、そこはさすがNHKのアナウンス室。当のアナウンサーたちは冷静さを保っているという。