いよいよクライマックスに向けて佳境を迎えているNHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ!』。2月に入ってからは物語も大きく動き出し、ついにヒロイン・舞(福原遥)と幼なじみで歌人の梅津貴司が結婚。SNSも幸せムードいっぱいとなった。そんな貴司役を熱演しているのが、本作の出演で大ブレイク中の俳優・赤楚衛二(28)だ。そんな赤楚が最近、出演した番組で「家族」について言及したことが話題を呼んでいる。芸能関係者が語る。
「赤楚さんは2月17日に放送されたNHK『あさイチ』にゲストとして生出演しました。スタジオでは赤楚さんのプライベートとして『家族写真』を公開したのですが、その写真を見たMCの博多大吉さんが『なんでお父さんだけ顔出ししているんやろう?』と聞いたんです。赤楚さんは『父親が大学の学長をしていて、すでにネットで検索したらいくらでも出てくるから顔出ししてもいいだろうと』といきなりのカミングアウト。すでに知られたことではありましたが、大吉さんは『学長さん!』と驚いた反応を見せていました」
赤楚の父は名古屋学院大学学長の赤楚治之氏。専門は言語学で、大学のHPによると同志社大学大学院の博士課程前期を修了後、1989年に名古屋学院大学外国語学部専任講師に就任。その後、同大で着実にキャリアを積んで、コロナ禍の2020年4月に「学長就任」と紹介されている。
実は赤楚自身も名古屋学院大に通っていたが、俳優の道を志して大学を中退、20歳の時に上京している。父親が教授をしている大学を辞めると聞くとさぞ怒られたのかと思いきや、2月22日発売の『週刊文春』のインタビューでは当時のことを振り返って、
〈大学の先生ということもあって、不安だったんですが、『やりたいことを見つけたのはいいことだ』と温かく背中を押してくれた感じです〉
と当時の微笑ましいエピソードを明かしている。デビュー当時はなかなかオーディションに合格できず、バイトをしながらギリギリで食いつないでいたという赤楚。それが今や、朝ドラの「貴司くん」として日本中が知るところとなった。父・治之氏はそんな息子を今、どのように見ているのか。大学に文書で質問を送ると、「個別の質問には控えさせていただきますが」とした上で、こう回答した。