新興宗教団体「幸福の科学」の創始者で総裁である大川隆法氏が亡くなったことがわかった。66歳だった。関係者によると、大川氏は2月末に東京・港区の自宅で倒れて、病院に心肺停止の状態で搬送されたものの、3月2日午前に死亡が確認されたという。
大川氏は1956年7月7日生まれ、徳島県出身。東京大学法学部を卒業し、1986年に「幸福の科学」を設立した。団体発表では、信者は世界168カ国以上に広がっているとされている。
大川氏が倒れて、団体内部はかなり混乱していたようだ。3月1日の時点で、「大川氏が亡くなったようだ」という情報がメディア関係者の間で出回っていた。大川氏の長男で、現在は団体を離れてYouTuberとして活動する大川宏洋氏(34)も3月1日15時23分に〈緊急事態発生 とんでもないことになった〉と意味深長なツイートをしていた。しかし、同日夜に広報局の担当者に問い合わせたところ、「そのような事実はない」との回答だった。各種報道によると、その時点では心肺停止状態だったということのようだ。
現在の妻は“坂本竜馬の生まれ変わり”とされ話題に
大川氏が急死し、早くも後継者が注目されている。
「大川氏は前妻であるきょう子さん、29歳年下の紫央さんと2度の結婚を経て、きょう子さんとの間には宏洋さん、咲也加さん、真輝さん、裕太さん、愛理沙さんという5人の子どもがいます。大川氏の後継者については正式に発表しておらず、信者たちのあいだでも“2代目は誰か”と長年注目されてきました」(全国紙記者)
長男・宏洋氏は1989年生まれ、早稲田大学高等学院と青山学院高等部を経て、青山学院大学法学部を卒業した。長女・咲也加氏は1991年生まれ、豊島岡女子学園中学校・高校からお茶の水女子大学文教育学部卒。次男・真輝氏は1993年生まれ、開成中学校・高校から早稲田大学文化構想学部卒。三男・裕太氏は1995年生まれ、麻布中学校・高校から父親と同じ東京大学法学部に進み、同学を卒業した。次女・愛理沙氏は1997年生まれ、幸福の科学学園中学校・高校、ハッピーサイエンスユニバーシティ卒。