「いい歌を聞かせてくレオン!」──司会の谷原章介から“レオン語”で呼びかけられて颯爽とステージに立ったのは歌手の新浜レオン(26)。演歌第七世代の一翼を担う若手のホープにして、ダンス動画が海外でも大きな反響を呼ぶ“令和歌謡のニュースター”である。
1月下旬、今年生誕70年迎えたテレサ・テンを特集した『うたコン』(NHK)に生出演した新浜は真紅のタキシード姿で名曲『愛人』を艶っぽく歌い上げた。新浜本人が語る。
「昔からテレサ・テンさんが大好きで、今もひとり暮らしの家に帰ると無性に聴きたくなるんです。『つぐない』をカバーさせていただいたこともあるのですが、女性の曲は歌詞の世界観を表現するのが難しい。リスペクトを込めて歌い方や表現方法を色々と試行錯誤しました」(新浜)
令和元年初日にファーストシングル『離さない離さない』でデビュー。歌手活動は今年5年目を迎え、3月2日には昨年リリースした『ジェラシー運命にKissをしよう』が全国のCDショップ店員が選ぶ「第15回CDショップ大賞」の歌謡曲賞に選ばれた。
最近では歌番組だけでなく、『ダウンタウンDX』や『踊る!さんま御殿!!』(共に日本テレビ系)、『プレバト!!』(TBS系)などのバラエティ番組に出演する機会も増えている。
「まずは名前を知っていただくことが大事だと考えて、自分で考案した“レオン語”を積極的に発信するようにしています。『おつかレオン』とか『あっぱレオン』とか、なんでもいいんですけど(笑い)。若い人が抱く演歌の堅いイメージを変えるためにも、レオン語を“使いまくレオン”してます(笑い)」
芸名に込められた意味
演歌歌手らしからぬ芸名をつけたのは所属事務所の社長だった。