「愛子さまがとてもかわいらしかった」「ご成長されたお姿を直接拝見できて、とてもうれしく思いました」──2月23日、令和初の天皇誕生日の一般参賀が、東京・千代田区の皇居で開かれた。抽選倍率12.6倍という激戦を勝ち抜いた参賀者の注目は、やはり天皇家の長女・愛子さまだった。
天皇皇后両陛下と愛子さま、秋篠宮ご夫妻と次女の佳子さまが宮殿のベランダに姿を見せられると、日の丸の旗がいっせいに振られ、会場にパタパタという音が広がった。雅子さまはブルー、紀子さまは鮮やかなグリーン、佳子さまはブルーグリーンという寒色系のドレスの一方、愛子さまは薄いピンクのシンプルなドレスに同じ色の帽子、イヤリングもピンクのパールをあわせられていて、春の兆しが感じられるようなお召し物だった。
「今年の新年一般参賀でデビューを飾った際は、愛子さまは少し緊張されているご様子で、秋篠宮さまから“もっと手を高く上げて”とアドバイスされるようなしぐさが見られました。今回は落ち着いた雰囲気で、両陛下と同じように会場全体を見回しながら手を振られる余裕が感じられました」(皇室記者)
一方、新年と天皇誕生日の参賀の様子を見て、素朴な疑問を覚えた人もいた。
「新年の参賀では、雅子さまを筆頭に、女性皇族は全員帽子をかぶられていなかったのです。かたや、天皇誕生日の参賀では、雅子さまは同様に帽子を着用されていなかった一方で、紀子さま、佳子さま、愛子さまは着用されていました。一般参賀によって使い分けるのはどうしてなのでしょう」(皇室ファンのひとり)
公務などでの外出時、女性皇族が帽子を着用されている印象は強い。帽子着用は正装のときという認識もあり、外交儀礼上でも重要なアイテムだ。それだけに、皇室ファンも疑問を抱いたのかもしれない。
「一般参賀の際の帽子に関しては明確な決まりごとはなく、その都度雅子さまや女性皇族、お仕えする人たちが話し合って決められているようです。同じく『天皇の娘』の立場にあった紀宮さま(黒田清子さん)も、嫁がれる前は天皇誕生日の参賀の際には帽子を着用していました。
愛子さまもそれに則られると同時に、女性皇族の先輩である佳子さまと事前にさまざまなやりとりをされて、帽子の着用はもちろんファッションのアドバイスを受けられた可能性も指摘されていますね」(宮内庁関係者)