1年半前に比べると、すっかり落ち着いた“アフターライブ”だった。ヴィジュアル系ロックバンド「黒夢」の元ボーカルでシンガーソングライターの清春(54才)が2月9日、都内の恵比寿LIQUIDROOMでデビュー30周年ライブを開催。その後の意外な様子をキャッチした。
新型コロナウイルスの感染対策による飲食店の制限も無くなり、数年前とは違い、コンサートや演劇後の打ち上げも普通に行われるようになった昨今。ロックアーティストの清春も、さぞかし盛大に催す……かと思われたが、その実態は、すっかり落ち着き、時の流れを感じさせる夜だった。
4時間もの長丁場で熱いライブを終えると、日付が変わる深夜0時ごろにライブハウスから出てきた清春は、スタッフらと笑顔で談笑したのちに、スタッフがハンドルを握る車に乗車。その際には、1時間以上も出待ちをしていたファンたちにも、笑顔で手を振って応えた。
清春を知るある音楽関係者は「若いころからとんがっていた彼は、ファンへも“塩対応”が当たり前でした。笑顔を向けることも無ければ、サインをねだられると、逆に睨んだり、舌打ちをしたりとドSなリアクションばかり。ただ当時は他のアーティスト含めて、そうした塩対応が少なくなかったし、ファンに媚びない姿勢がブランディングの一つでもあったと見られていました。だから、こんなに気さくな清春さんはめずらしいというか、時の流れを感じさせますね。30周年の節目でいつも以上に上機嫌だった可能性もありますが」と笑いながら振り返る。
ともあれ、清春を乗せた車は、会場から少し離れたコンビニの前で一旦停車。清春が車内で待機している間に、運転していた女性スタッフが弁当を購入して、再出発。そのまま都内の自宅に直帰した。前出の音楽関係者は「夜食を買って、ご家族が待つ自宅に直帰したってことでしょう。想像以上に地味かもしれませんが、彼ももう54才。昔のようにヤンチャする年齢でもありませんよ」と続けた。
NEWSポストセブンは、2021年夏にもソロライブを終えた清春を目撃していたが、その時は、グラマラスで黒髪が映える30代美女とライブハウス裏の植え込みの陰で、熱い抱擁をするなど色気をたっぷり発散していた。その後の取材に対して、所属事務所は「女性は友人の一人で、ハグはしたけどキスはしていないと本人は言っております。我々はその言葉を信じたい」と回答。大きな問題になるものではなかったが、相変わらず女性ファンが多い、ある意味、イケオジロックンローラーらしい光景だった。