世界的な人気を誇る、多国籍グローバルボーイズグループの「NCT127」。同グループの日本人メンバー・YUTAことユウタ(中本悠太)が、JO1の川西拓実とともに4月から放送のドラマ『クールドジ男子』(テレビ東京系)に主演することが決定した。ユウタは、今回の作品がドラマ初出演となる。
那多ここねの同名マンガを原作とする同作は、過去にはアニメ化も果たした人気作品だ。「ドジ」な仕草も「クール」に決めてしまうという「クールドジ男子」4人が繰り広げるハートフルな物語で、作中にはコンプレックスや承認欲求、仕事への疲弊、不安といった現代人が抱えるさまざまな悩みが盛り込まれている。ユウタが演じるのは、主人公の“一倉颯”だ。
各国のファンはTwitterでこのニュースをシェアし、「ACTOR YUTA is back!(俳優のユウタが帰ってきた)」と歓喜の声を寄せている。ユウタの俳優業に、注目が集まるのはなぜなのか?
在京テレビ局のディレクター(30代女性)は、NCT127人気の背景と、ユウタの俳優業に期待が寄せられる理由を次のように語る。
「NCT127は、韓国のSMエンタテインメントに所属するグローバルグループ。NCTには複数のグループが存在し、韓国人、中国人、アメリカ人、カナダ人、日本人、タイ人とさまざまな国にルーツを持つメンバーが所属していることが特徴です。なかでもユウタは、日本人で初めてSM所属アーティストとなった先駆的な存在で、K-POPファンのあいだでも知名度と人気が高く、Instagramは日本人男性のなかでフォロワー数第1位です。
2月25日に放映された音楽番組『Venue101』(NHK)に出演し、日本の音楽番組で初の生歌唱を披露すると、ツイッタートレンドのトップ10を席巻しました。NCT127は『口から音源』と賞賛されるほど歌唱力に定評があるグループで、生放送でも高いパフォーマンスを見せました。また、ユウタが“エンディング妖精”(※楽曲パフォーマンスの最後にカメラでアップになるメンバー)に選ばれたことも話題を呼びました」