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広瀬すずのCMで論争!餃子のタレは「酢醤油」より「酢コショウ」がトレンドか ネット紛糾

広瀬すずが細マッチョな姿を見せた(8月末)

餃子のCMでも「かわいい」と話題の広瀬すず(2022年8月末)

 半年前から放送されているCMが、2月末からSNS上で意外な形で再注目を浴びている。広瀬すず(24才)のキュートなリアクションが印象的な、味の素冷凍食品『ギョーザ』の「ん~ふ~編」の1本だ。

 油や水なしで、誰が調理してもパリッとした羽根付き餃子が作れるお馴染みの一品を、母親役の堀内敬子(51才)とともに食卓で、酢醤油で「ん~」「ふ~」と堪能する同CMは、昨年9月の放送開始当初から、SNS上のコメントでも「すずちゃんかわいい」「おいしそう」「一緒に食べたい」と好評だった。

 それから半年。味の素冷凍食品のギョーザ関連公式ツイッターが、2月27日に同CM動画を貼り付けて、こうツイートした。

《酢コショウ派、増えてる説
 ギョーザのつけダレ、CMのすずさんは醤油とラー油派ですが、最近は酢コショウ派が勢いを増してる気がします!
 お酢の上からコショウをおもいっきり振って、表面が真っ黒になっちゃうくらいがポイントだとか☆》

 すると、あっという間に拡散されて、3月6日現在で、閲覧数が2158万件以上にも達した。あるテレビ局バラエティー制作者は「グルメに関する論争は、昔から世間や視聴者の間で起こりやすいトピックなんです」と解説する。

 この酢コショウの食べ方は、1965年創業の東京の中華料理店「赤坂珉珉」が発祥の地とされている。俳優の松重豊(60才)主演のテレビ東京系のグルメドラマ『孤独のグルメ』シリーズでも、店は違うが2015年に、この酢コショウによる食べ方が紹介されていた。その後に『マツコの知らない世界』(TBS系)でも触れられ、マツコ・デラックス(50才)も絶賛。以前から知られているもので、結構ポピュラーな食べ方になってきていた。

 一方、異なる意見もある。今年1月のベテラン俳優の小沢仁志(60才)の公式YouTubeチャンネルでは、街の中華料理店での収録に、ゲストのリリー・フランキー(59才)が登場。リリーが、「最近の若いやつは『酢と胡椒』が一番うまいとか言い出してるけど違うんですよ、『酢醤油』が食いたいから餃子を頼んでるんですよ!」と語り、二人で盛り上がっていた。

 小沢のYou Tubeを味の素冷凍食品の関係者が見ていたのかは分からないが、にわかに餃子のタレ論争が再燃した形だ。同社のYouTubeチャンネルでは「ん~ふ~、って何かわかる?『ギョーザ』TikTok版」として、広瀬が酢コショウでもおいしそうに食べるショート動画も公開していて、その魅力をPRしている。

「定期的に論争になる話題ですが、ネットのコメントを見ると、たしかに最近は酢コショウ派が多いように見えますね。餃子は地方によってタレが違うことで知られています。関東では酢醤油や酢コショウですが、関西ではそもそも醤油ベースの『餃子のタレ』というものがある。ある地方では、ゴマダレや味噌ダレで食べることもあったり……皆さん、タレ論争をしたいと思えるほど、餃子が魅力的、ということなのです」(情報番組ディレクター)

 昨今の原材料・エネルギー・物流費用の上昇の影響を受けて、同ギョーザも2月から8年ぶりの値上げに踏み切ったが、そのネガティブさを吹き飛ばす“酢醤油VS酢コショウ”論争。広瀬の愛嬌の良さも組み込んで、時代の波を乗り越えようとしている。

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