芸能

芸人・ほいけんた(57)YouTubeチャンネルに届いた誹謗中傷700件とどう向き合ったのか

芸人・ほいけんた(写真/山口比佐夫)

芸人・ほいけんた(写真/山口比佐夫)

 最近、SNSなどで《カラダぐぅ》という言葉がバズっている。明石家さんまのものまねで知られる芸人・ほいけんたさん(57)が、バラエティ番組『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ系)の“サビだけカラオケ”コーナーに出演し、「歌い方が面白い」と話題になったことから生まれた言葉だ。T.M.Revolutionの「HIGH PRESSURE」を熱唱したほいさんは、サビの「カラダが」の部分を「カラダぐぅ↑」と聞こえる歌い方をして千鳥やかまいたちから突っ込まれ、視聴者を笑いの渦に巻き込んだ。一方で、ネットには彼の歌い方に対して、「卑怯者!」などといったバッシングの声もチラホラ。ほいさん自身はどう受け止めているのか。今の率直な思いを聞いてみると、意外な言葉が返ってきた。【前後編の前編】

 * * *
 実を言うと、最初はよくわからなかったんですよ。何で笑われているのか。「肩が上から吊られているみたい」とか「まばたきしてない」「裏声が面白い」などと言われていますが、笑わせようと思って、そういう歌い方をしていたわけじゃないので。

『千鳥の鬼レンチャン』に出る前も、カラオケ番組で高得点を出していました。だから、きっちり音をとれるからキャスティングされたと思ったので、『千鳥の鬼レンチャン』では音程をとることに特化して歌ったんです。それで一生懸命歌ったら、自然とああいう歌い方になっただけなんです。それをいじってくれた千鳥やかまいたち、番組の演出のおかげで面白く見えて、笑ってもらえたんだと思っています。

 おかげで、街を歩いていると、あるお父さんに「うちの中3の娘が、毎朝『♪カラダぐぅ』を目覚ましにして起きています」と言っていただいたり、僕の歌う姿の切り抜き動画がTikTokにたくさん上がっていたり、「小学生が面白いと思う有名人」の3位に入っていると聞いたりしました。楽しんでもらえて嬉しいです。

 僕のYouTube「ほいけんちゃんねる」にも変化がありました。去年9月の『千鳥の鬼レンチャン』放送後、それまで登録者数800人ぐらいだったのがいきなり2000人になりました。1200人もファンが増えたなら、みんなを楽しませたいなと思って、番組で歌った河村隆一さんの『Glass』をアカペラで歌って、「ほいけんちゃんねる」にあげたんです。そうしたら、再生回数は100万回を超え、コメントも1000件くらいつきました。

関連記事

トピックス

精力的な音楽活動を続けているASKA(時事通信フォト)
ASKAが10年ぶりにNHK「世界的音楽番組」に出演決定 局内では“慎重論”も、制作は「紅白目玉」としてオファー
NEWSポストセブン
2022年、公安部時代の増田美希子氏。(共同)
「警察庁で目を惹く華やかな “えんじ色ワンピ”で執務」増田美希子警視長(47)の知人らが証言する“本当の評判”と“高校時代ハイスペの萌芽”《福井県警本部長に内定》
NEWSポストセブン
ショーンK氏
《信頼関係があったメディアにも全部手のひらを返されて》ショーンKとの一問一答「もっとメディアに出たいと思ったことは一度もない」「僕はサンドバック状態ですから」
NEWSポストセブン
悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン
奈良公園と観光客が戯れる様子を投稿したショート動画が物議に(TikTokより、現在は削除ずみ)
《シカに目がいかない》奈良公園で女性観光客がしゃがむ姿などをアップ…投稿内容に物議「露出系とは違う」「無断公開では」
NEWSポストセブン
ショーンK氏が千葉県君津市で講演会を開くという(かずさFM公式サイトより)
《ショーンKの現在を直撃》フード付きパーカー姿で向かった雑居ビルには「日焼けサロン」「占い」…本人は「私は愛する人間たちと幸せに生きているだけなんです」
NEWSポストセブン
気になる「継投策」(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督に浮上した“継投ベタ”問題 「守護神出身ゆえの焦り」「“炎の10連投”の成功体験」の弊害を指摘するOBも
週刊ポスト
長女が誕生した大谷と真美子さん(アフロ)
《大谷翔平に長女が誕生》真美子さん「出産目前」に1人で訪れた場所 「ゆったり服」で大谷の白ポルシェに乗って
NEWSポストセブン
九谷焼の窯元「錦山窯」を訪ねられた佳子さま(2025年4月、石川県・小松市。撮影/JMPA)
佳子さまが被災地訪問で見せられた“紀子さま風スーツ”の着こなし 「襟なし×スカート」の淡色セットアップ 
NEWSポストセブン
第一子出産に向け準備を進める真美子さん
【ベビー誕生の大谷翔平・真美子さんに大きな試練】出産後のドジャースは遠征だらけ「真美子さんが孤独を感じ、すれ違いになる懸念」指摘する声
女性セブン
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン