毛髪に関する総合サービスを提供する「アートネイチャー」がパナソニック社と共同開発した、オリジナルモード搭載の『LABOMO うるつやドライヤー』が話題を呼んでいる。開発者である営業企画部の矢島和子さんはこう語る。
「毛髪診断士としてのべ2万人以上のお客様と接し、50代以降のかたからは『つやが減った』『うねりが出てきた』『パサつく』など、加齢による髪のお悩みについて多く相談を受けてきました。手軽にできる解決策はないかというお声もあり、ドライヤーであれば毎日の生活に自然に取り入れられるのではないかと、開発に着手しました」
本製品は髪への浸透性を高めた「高浸透ナノイー」【※1】と「ミネラルマイナスイオン」【※2】を搭載。そして同社オリジナルの「いたわりモード」を追加した。
一般的にドライヤーの排出口から出る温風は約120℃前後のため、髪との距離は10〜20cmほどあけるのが望ましい。しかし、それを実践できている人は少ないのが現状だ。そこで本製品はあらかじめ温度の低いモードを設定した。
「いたわりモードは排出口の温度を低温の約90℃【※3】に設定。髪との距離が近くても髪自体の温度は60℃程度までしか上がらず、温風による傷みを防ぎます」(矢島さん・以下同)
このモードは、ウィッグなどの人工毛の乾燥にも適しているという。
そして、おすすめの使い方は9割程度「いたわりモード」で乾かし、「うるつやモード」で仕上げる方法だ。
「温と冷が交互に切り替わるモードです。温風でクセを伸ばし、冷風でのびた状態をキープ。それを繰り返してうねりを改善します。さらに高浸透ナノイーがキューティクルのわずかな隙間に入り込み、内側までうるおいが浸透。髪表面が整い“つや髪”を叶えます」
うろこのように重なるキューティクルの密着性が高まり、カラーも保ちやすくなる。ほかにも高浸透ナノイーとミネラルマイナスイオンを含んだ風がしっとりとした肌へと導く「SKINモード」、頭皮ケア用の「SCALPモード」も搭載している。
「毎日使うと『指通りがスムーズ』『まとまりがいい』と気づいていただける製品です。1回でもそのよさを感じていただけます」
【※1水に包まれた微粒子イオン「ナノイー」の水分量を増やし、毛髪内部に浸透しやすくしたもの。nanoe、ナノイー及びnanoeマークは、パナソニックホールディングスの商標】
【※2亜鉛電極を含む放電ユニットから発生されるミネラルマイナスイオン】
【※3室温30℃の場合】
【※4アートネイチャー社による比較。仕上がり感は季節や湿度などの周辺環境や個人差で異なる】
【商品データ】
『LABOMO うるつやドライヤー』/3万6300円/アートネイチャー
幅21.6×高さ22.6×奥行9.2cm。質量/約585g(セットノズル含まず)。HOTモード:約125℃、いたわりモード:約90℃、SCALPモード:約60℃(いずれも室温30℃の場合)。折り畳み式、セットノズルが付属。
取材・文/藤岡加奈子
※女性セブン2023年3月23日号