スポーツ

【独占入手】大谷翔平、幼少期に直筆で綴った「やきゅうのせんしゅ」の夢と祖父母への思い

特大級のホームランを打った(写真/アフロ)

幼少期に直筆で綴った「やきゅうせんしゅ」の夢(写真/アフロ)

 母校にも、役所にも、地域の交流施設にも、いたるところに横断幕が掲げられ、郷土が生んだスーパースターの活躍を後押ししている。だが、大谷翔平(28才)にとってもっとも心強いのは、誰よりも自分を理解してくれる家族の存在だろう。これは、大谷と、彼を支える家族の物語──。

 1994年7月5日、岩手県奥州市で元気な産声をあげた男の子に、父・徹さんは奥州にゆかりの深い源義経にあやかって「義経」と名付けようとしたという。しかし、歴史に名を残す偉人の名前をそのままもらうのは畏れ多いと、牛若丸の愛称で親しまれた義経が颯爽と空翔けるイメージの「翔」と、平泉という地名から「平」を取って「翔平」と命名された。

 それから28年──世界最高峰のメジャーリーグのMVPという実績を引っさげて凱旋した大谷は、圧倒的なパフォーマンスを見せた。

 WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の中国との開幕戦(3月9日)で、投手としては最速160kmをマークし、4回無失点の快投。打者としても2安打2打点で、二刀流の真骨頂とも言える活躍を見せた。1次ラウンド最終のオーストラリア戦(3月12日)では、右中間席上、自身が写る看板を直撃する特大ホームランを放った。

 熱狂のボルテージは、大会前から上がっていた。帰国時、チャーター機を待ち受けるため羽田空港にテレビカメラ20台、報道陣70人が集結した。帰国後の3月3日には、中日ドラゴンズとの壮行試合が行われる名古屋へ向かう前に、在日米国大使館(東京・港区)を電撃訪問。エマニュエル駐日大使は自らのツイッターに、

《ショウタイムがアメリカ大使館を訪問した!》
《アメリカと日本の国民的娯楽を共有するには、オオタニサン以上の代表者はいない。彼は日本とアメリカの野球史を変えた》

 と、興奮を綴っていた。

「名古屋滞在中は専属通訳の水原一平さん(38才)と2人で地下鉄に乗ったりと、自由に行動していたようです」(スポーツ紙記者)

 東京での本戦直前には、都内の焼肉店を訪問したという。大谷の焼肉好きは有名で、所属するロサンゼルス・エンゼルスの地元・アナハイムでも、たまの外食を楽しむときはもっぱら焼肉だ。シーズンオフで帰国していた昨年末にも、「予約の取れない店」として知られる都内の人気焼肉店に足を運んでいた。

「あの大谷選手が店に入ってきたので、店内は一瞬ざわめいて、大興奮でした。店員らとの写真撮影にも気さくに応じていて、すごく背が高くて、カッコよかったです」(居合わせた人)

関連キーワード

関連記事

トピックス

大阪・関西万博で天皇皇后両陛下を出迎えた女優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《天皇皇后両陛下を出迎え》藤原紀香、万博での白ワイドパンツ&着物スタイルで見せた「梨園の妻」としての凜とした姿 
NEWSポストセブン
石川県の被災地で「沈金」をご体験された佳子さま(2025年4月、石川県・輪島市。撮影/JMPA)
《インナーの胸元にはフリルで”甘さ”も》佳子さま、色味を抑えたシックなパンツスーツで石川県の被災地で「沈金」をご体験 
NEWSポストセブン
何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン
隣の新入生とお話しされる場面も(時事通信フォト)
《悠仁さま入学の直前》筑波大学長が日本とブラジルの友好増進を図る宮中晩餐会に招待されていた 「秋篠宮夫妻との会話はあったのか?」の問いに大学側が否定した事情
週刊ポスト
新調した桜色のスーツをお召しになる雅子さま(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
雅子さま、万博開会式に桜色のスーツでご出席 硫黄島日帰り訪問直後の超過密日程でもにこやかな表情、お召し物はこの日に合わせて新調 
女性セブン
被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバム、
「『犯罪に関わっているかもしれない』と警察から電話が…」谷内寛幸容疑者(24)が起こしていた過去の“警察沙汰トラブル”【さいたま市・15歳女子高校生刺殺事件】
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
大阪・関西万博が開幕し、来場者でにぎわう会場
《大阪・関西万博“炎上スポット”のリアル》大屋根リング、大行列、未完成パビリオン…来場者が明かした賛&否 3850円えきそばには「写真と違う」と不満も
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
週刊ポスト