前参議院議員のガーシーこと東谷義和容疑者(51才)に対して、警視庁は3月16日、著名人らに対する名誉毀損や暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)容疑などで逮捕状を請求、さきほど発付された。
ガーシー容疑者は海外に滞在しており、今後は警察庁を通じて外務省に旅券返納命令を求めるとともに国際手配への手続きを進めていく方針だ。ガーシー容疑者は3月15日に行われた参院本会議で、議員資格を喪失させる「除名」処分を可決されたばかりだった。
警視庁は今年1月にも、動画投稿サイトを通じて複数の著名人らを脅迫したなどとして、暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)や名誉毀損、威力業務妨害などの疑いでガーシー容疑者の関係先を家宅捜索している。
その際、東京地検特捜部副部長などを務めた元検事で弁護士の若狭勝氏は、「警視庁としても力を入れているのがうかがえる」とコメントし、ガーシー容疑者を取り巻く“カネの動き”も調べられている可能性を指摘していた。
「刑事事件においては常に余罪を意識しながら家宅捜索が行われます。動画の収益を管理する会社にガサ入れし、お金に関する犯罪捜査に長けた捜査2課も加わっているということは、カネの動きに関する容疑も視野に入れている可能性があります」(若狭氏)
オンラインサロン会員が違和感
カネの動きをめぐっては、最近ガーシー容疑者側に不可解な動きがあったようだ。オンラインサロン「GASYLE(ガシル)」の支払いで急な変更があり、ファンが違和感を覚えていた。あるサロン会員が不満をもらす。