3月19日放送回をもって、フジテレビ系『ワイドナショー』を卒業したダウンタウンの松本人志。4月からは同じくフジテレビ系の新番組『まつもtoなかい』が始まり、そこに力を注ぐとも言われているが、同時に浮上しているのが早期の引退説だ。
2月24日放送の『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)で松本は、自身の引き際について「どこかで僕も幕を引かなきゃいけないので。多分、自分で辞めると思うんです。そこまで遠い世界の話でもないんで……」「早ければもう2年や。遅くても5年かな」と言及。近い将来、自ら引退を決断する時がくるのではないかと、ほのめかした。
「松本さんが尊敬する島田紳助さんは、黒い交際疑惑がきっかけだったとはいえ、自らスパッと引退を決意し、その後芸能活動はやっていない。紳助さんとの共演も多かった上岡龍太郎さんは、“21世紀になったら引退する”と公言。実際にその通り2000年で芸能界を引退し、その後復帰もしていません。松本さんが、尊敬する2人の先輩芸人と同様に、“潔い引き際”を意識しているのは確実でしょう。
奇しくも今、松本さんは、上岡さんが初代局長を務めていた『探偵!ナイトスクープ』に三代目局長として出演しています。そこにも妙な縁を感じますね」(テレビ局関係者)
相方である浜田雅功が司会を務める『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)3月19日放送回では、プロボクサーの井上尚弥とダウンタウンの2人が、焼き肉を食べながらトークを展開した。そのなかで、井上が引退を考えたことがあるかと質問すると、浜田は「元気なうちに辞めたい」とコメント。さらに浜田は松本について、「やめないですよ、絶対」と話していた。
「松本さん自身が辞めたいと話していても、簡単に辞められるわけではないということを浜田さんは十分に理解しているのでしょう。松本さんほどの大物となると、引退したときの影響があまりにも大きいですからね。
たとえば、M-1グランプリやキングオブコントなどは、松本さんが審査をするということが賞の価値を高めている部分がある。もし松本さんが審査員から抜けたならば、2つの賞レースの存続にもかかってくるでしょうし、仮に2つの賞レースがなくなったら、チャンスを奪われて困惑する後輩芸人たちも多いはず。近年の松本さんはお笑い界全体のことを考えて動くことも多いですし、後輩芸人のためにも簡単に引退できない、という状況もあると思います」(別のテレビ局関係者・以下同)
ネット上でも、〈ダウンタウンが解散して引退となったら今以上にテレビを観なくなるな〉、〈ダウンタウンが引退したらもうお笑い界の暗黒時代が始まるな〉などと、松本の引退、そしてダウンタウンの解散は大きな損失になるという声が多い。