京都の町にはいま、進化系ホテルが続々と開業している。それは歴史ある建物や街並みを生かしながらも、スタイリッシュでアートな空間を共存させたこれまでにない心地よさ。非日常の空間を味わってみませんか? 歌舞伎役者・大谷廣松さんと宮川町の舞妓・ふく凪さんがご案内します。
●『Ace Hotel Kyoto』日本とアメリカの融合で京都の新モニュメントに
歴史的建造物である旧京都中央電話局を一部保存改修し、建築家の隈研吾氏が外装デザインの監修を行ったモダンホテルが2020年にオープン。館内のあらゆるところに音楽とアートがちりばめられ、まるで美術館のような設えに。
ロビーは宿泊客以外も利用可能。米国のスターシェフたちが手がけるバー&タコスラウンジ、イタリアンなどグルメも充実。
洗面台も丸い鏡でどこかレトロな雰囲気に。
住所:京都市中京区車屋町245-2
●『node hotel』“アートコレクターの住まい”がコンセプト
至るところに世界が注目するアーティストの作品が飾られたデザインホテル。オリジナル家具は、細部にこだわりが宿る。海外の職人によるハンドメイド作品だ。
オールダイニングでは「アフタヌーンティー」の提供も。季節限定「苺とベリーのスイーツ(いちごのモクテル付)」も美しい。
客室はグレーを基調としたトーンで、大人の旅にマッチ。
住所:京都市中京区四条西洞院上ル蟷螂山町461
●『NOHGA HOTEL KIYOMIZU KYOTO』京都文化を発掘する豊かなひととき
多種多様な京都文化と豊かな時間の提供がコンセプト。近隣地域のアーティストとのコラボにより、アロマ、コーヒーなど客室内で楽しめるコンテンツも充実している。
ホテル最上階のルーフトップバーからは、清水寺などが見渡せる。
住所:京都市東山区五条橋東4-450-1
※掲載情報は3月10日時点のもので、商品の売り切れや価格が変わる場合があります。
取材・文/井上明日香
※女性セブン2023年3月30日・4月6日号