今夏、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』にハリー・ポッター役で出演する藤木直人(50才)が、都内の名門私立幼稚園の舞台に驚きの「特別出演」をしていた。共演は、片桐仁(49才)に大東駿介(37才)という実力派俳優たち。そのチケットは“プレミア化”したというが、なぜ藤木たちのような有名俳優が幼稚園のステージに上ったのか──。
あいにくの雨模様だった3月中旬の週末、都内の名門幼稚園で開催されたバザーのステージに、『一日限りの限定公演』として藤木、片桐、大東が出演した。その幼稚園は、数々の芸能人たちが子供を通わせた「芸能界御用達」だ。幼稚園の関係者が話す。
「藤木さんと大東さんは、自身の子供をこの幼稚園に通わせているんです。保護者参加型のイベントが多く、子供たちのために行事を盛り上げようと進んで手を挙げる保護者がほとんど。片桐さんは、お子さんを系列の小学校に通わせています。幼稚園と関係があることに加え、今回はある“目標”があって、この舞台が実現したのです」
またとない夢の共演を一目見たいと、チケットの予約が殺到したという。前出の幼稚園の関係者が続ける。
「公演は1回15分のショートストーリーで、全3回行われました。前売り券の各回先着150名の枠は、あっという間に売り切れてしまいました。1枚たったの1000円で人気俳優たちの舞台を観ることができるとなれば、当然ですよね。特に藤木さんは今年の夏に上演される舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』にハリー・ポッター役で出演することが2月に発表されたばかり。その藤木さんの演技を間近で見られると、子供たちも保護者も楽しみにしていました」
各回50枚ずつ用意された当日券を求め、長蛇の列もできた。
「前売り券が手に入らなかったので当日券をなんとか手に入れたいと、発売時間の11時より前に販売場所に向かいましたが、すでに長い列ができていました。家族全員のために5~6枚一気に買い求める人もいて、自分の番が来る前に売り切れてしまうのではとひやひやしました」(観劇した人)
脚本を担当したのは、演劇界の芥川賞といわれる岸田國士戯曲賞の受賞歴がある有名演出家。この演出家も、自身の子供をその幼稚園に通わせているという。