俳優の中村倫也(36才)と結婚したことを発表した、日本テレビの水卜麻美アナウンサー(35才)。“日テレの顔”を担う水卜アナの“フリー転身説”にも注目が集まっている。
入社2年目の2011年3月にスタートした『ヒルナンデス!』でアシスタントに抜擢されて以来、2017年10月から『スッキリ』のサブ司会、2021年4月から『ZIP!』の総合司会を歴任し、日本テレビ系の帯番組に出演し続けている水卜アナ。まさに、日本テレビを代表するアナウンサーとして、長きにわたって大活躍している。
「水卜アナは、オリコンの『好きな女性アナウンサーランキング』で5年連続1位となって殿堂入りするなど、まさに日本でもっとも人気の高い女性アナウンサーであることは間違いないでしょう。これまで何度もフリー転身の噂がありましたが、水卜アナは本当に“日テレ愛”が強く、退社という選択肢はないだろうとも言われていました。しかし、今回の結婚発表で再びフリー転身の噂が聞こえ始めています」(テレビ局関係者)
有名芸能人と結婚した女性アナウンサーが、程なくして退社するケースは少なくない。
「世の中がだいぶ変わってきたとはいえ、まだまだ有名芸能人の妻には“夫の仕事をサポートする”という役割が求められがちなんですよね。また、今の時代でも、女性アナウンサーは若手ほど重宝され、ベテランになっていくと、管理職に昇進したり、別部署に異動になったりするパターンが多い。日テレの絶対的な看板アナである水卜アナがアナウンサー職から離れることはさすがに考えにくいですが、妊活などを含めた結婚生活を充実させたいという意味で、水卜アナ自身がスケジュールの融通が効くフリーアナという立場を選択する可能性はゼロではないかもしれません」(前出・テレビ局関係者)
水卜アナを失いたくない日本テレビ
しかし、今回の水卜アナの結婚は、日本テレビにとって時代に合わせて変化する姿をアピールする大きなチャンスになる可能性もあるという。
「昨今の民放各局はSDGsへ積極的に取り組んでおり、日本テレビも2021年に『Good For the Planetウィーク』と称してキャンペーンを実施。そこに水卜アナも参加していました」(別のテレビ局関係者・以下同)
SDGsとは、持続可能な開発目標の略称。17の目標から構成されており、そのなかには「ジェンダー平等を実現しよう」というものも含まれている。
「年齢に関わらずいろいろな番組に起用される男性アナに比べて、女性アナは若いほど仕事が多く、ジェンダー平等とは言えない。また、育児休暇をとる女性アナは増えていますが、レギュラー番組を降板したり、復帰後の仕事が減っていたりなど、女性が働きづらい状況がまだまだ残っているわけです。
そんななか、水卜アナが結婚後の生活と仕事を両立できたならば、日本テレビとしては“ジェンダー平等”“女性が働きやすい職場”ということを世間にしっかり見せることができる。これこそが本来あるべき姿だというのはもちろんですが、時代に合わせてアップデートしていることをアピールできるのは、日本テレビにとっても大きなメリットでしょう。そして、水卜アナのケースがきっかけとなり、日本の社会が変わっていく可能性もあるという意味でも意義深いのではないでしょうか」