スポーツ

大谷翔平の食生活 得意料理はパエリア、酒は飲めるが必要性を感じないため飲まない

シャンパンファイトでは率先して輪の中心に(写真/共同通信社)

シャンパンファイトでは率先して輪の中心に(写真/共同通信社)

 WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でも二刀流で活躍し、世界を驚かせた大谷翔平(28才)。彼にとって、日常のすべての行動は、野球のパフォーマンスを向上させるためのものだ。その最たるものが、食事管理だ。メジャー移籍後の2018年、はじめてのひとり暮らしをスタートさせた大谷は、調理器具一式を揃え、本格的な自炊を始めた。

「管理栄養士から調理法を教えてもらい、もともと大好物だったオムレツを“ふわとろ”に作る技も伝授され、以来、毎朝食べていたそうです。ほかにも、朝食にサーモンマリネ、夕食にガーリックシュリンプなどバリエーションも豊富で、ご飯も白米や玄米を鍋で炊いていたそうです」(スポーツライター)

 時には日本食スーパーへと買い出しにも行く。

「最近の得意料理は、ブルーノのホットプレートで作るパエリアだそうです。試合前に本拠地近くの寿司店から海鮮丼や納豆巻きをデリバリーしてもらっていますが、魚介料理は大谷選手にとって大事な栄養源なんでしょう」(前出・スポーツライター)

 一方、外食はほとんどしない。WBC前に日本に帰国していた際にも、滞在3か月でわずか4回しか外食をしなかったという。昨年末、高校時代のチームメートと食事に行った機会などに限られる。

「気の置けない相手との食事でも、お酒を飲むことはほとんどありません。エンゼルスのチームメートに誘われても、最初のビールを一杯飲むかどうか。WBCの優勝決定後、シャンパンファイトで大はしゃぎしていましたが、決してお酒が飲めないわけではないし、おいしいとも感じるそうですが、野球の上達を目指す上でお酒の必要性を感じないため飲まないようです」(在米ジャーナリスト)

 栄養バランスを重視し、空腹を満たすためではなく、何をどれくらい食べることで、自分の目指すプレーができるようになるかをすべて計算して口にしている。逆に言えば、口にしないものもある。

「血液検査の結果を受け、“卵断ち”していた時期もあったようです。また小麦、ライ麦などに含まれるグルテンも、体質によっては、グルテンが内臓の炎症につながるといったこともいわれており、口にしない時期もあったといいます。欧米のスポーツ界では、グルテンを摂らない『グルテンフリー』をしている選手は少なくない。

 ただ、現在は卵は食べていますし、常に体をチェックしながら食事にも細心の注意を払っているようです」(前出・スポーツライター)

 食事と同じぐらい重要なのが睡眠だ。大谷はいまでも9時間睡眠をとる。日本ハム時代から寝具メーカー『西川』のサポートを受けていて、オーダーメードの枕やマットレスを使用している。遠征先の宿舎にも持ち込むという。

「枕は肩幅の広い大谷選手に合わせ、仰向けでも横向きになっても首に負担がかからない設計です。メーカーの担当者が綿密に測って作り上げていますが、悲しいことに大谷選手は“寝入りはうつ伏せが多い”のだそうです」(前出・在米ジャーナリスト)

 24時間365日、野球のことしか考えないようなイメージだが、実はオンとオフのメリハリが明確で、オフはとことん休むのが大谷流だ。

「アニメとコミックが大好きで、人気アニメ『呪術廻戦』は、毎週楽しみにしていました。その影響で、自分が打席に立つときの登場曲を、『呪術廻戦』のエンディング曲にしたこともありました。チームメートには人気コミックの『SLAM DUNK』や『キングダム』を勧めています。また、チームメートとのスマホゲームがコミュニケーションツールになっている」(前出・在米ジャーナリスト)

 思考も行動も、すべては強くなるため。その気持ちは野球をやめる日まで続くのだろう。

※女性セブン2023年4月13日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン