YouTubeで登録者83万人を持つ人気配信者だった「丸の内OLレイナ」(29)。東京・丸の内で働くOLを自称し、毎朝8時に自らの画像をアップし続け多くのファンを集めたが、昨年11月、「規制に引っかかった」として、6年間運営してきたYouTubeがチャンネルごとBAN(削除)され、界隈では驚きの声があがった。それまでは「年商5億円」もの収益を上げ続けたというレイナ。彼女は、「丸の内OL」はあくまで“設定”であり、ウソだったと明かした。そのレイナに、ジャーナリストの河合桃子氏が直接話を聞いた。【前後編の後編】(この記事には一部性的な表現が含まれます。ご注意ください)
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レイナのブログの人気の秘密は、ただ下着が見えるという男性なら誰もが反応してしまうであろうコンテンツという強みだけでなく、統一性が高い点もあったと自ら分析する。
「とにかく毎朝8時の決まった時間に、下着の写メを投稿しました。それ以外の食事や日常の風景、思っている雑感などの投稿はしない。なぜなら、ユーザーはそんなものを求めていないから。素顔が見えすぎてしまうと、“ただのOL”が抱える秘密を妄想する余地がなくなってしまうと思うんです。
その下着投稿でも、月収300万円のあたりでまた壁に当たりました。次にどうしたら…と考えた時に『週末に1回、ファンの方だけにお見せする特典として過激な動画を月額制で売ったらどうだろう』と思いついたんです。ファンサイトで動画を配信しだしてから、売り上げが400万~500万円に伸びました」(レイナ。以下同)
新たなことを思いつくたびに確実に収益を上げていくレイナ。月収100万円を越えたきっかけがYouTubeチャンネルだった。
「“パンチラ”という奇抜すぎない動画を上げたことが良かったのだと思います。YouTubeを入り口にして私のブログを見に来て下さるファンが急増し、収益が1500万から2000万円、さらに上へと伸びていきました。当時、YouTubeでこういうお色気系動画の配信者は皆無でしたから、規制も甘かったんだと思います」
その後、6年間運営したチャンネルだったが、昨年11月にアダルト規制を理由にチャンネルが「一発削除」される事態に。83万人の登録者を抱える人気チャンネルだっただけに、界隈では衝撃が走った。
「過激な動画もあげていたのでいつかはあると思ってましたが、まさか一発で6年分の動画が消えるとは思いもよらず、3日間くらいは相当落ち込みました。でも私はYouTubeで広告収入を得ていたわけではなく、元々がブロガーだったんで。規制にビクビクしながら続けるよりかは、今後伸びるだろうことに目を向けて、よりチャレンジしたいって考えに切り替えました」