国内

『スッキリ』ペンギン池落下の余波 騒動の舞台は皇族ゆかりの地、皇族方のご静養に影響も

2017年、那須どうぶつ王国を訪れられた、愛子さま(左)、雅子さま(中)、陛下(右)

2017年、那須どうぶつ王国を訪れられた、愛子さま(左)、雅子さま(中)、陛下(右。写真/JMPA)

 バラエティーの“お約束”が、いたいけな動物たちに通じないのは当然のことだろう。お笑い芸人たちがこぞって擁護に回っても、皇室とゆかりの深い場所で起こした騒動の余波は計り知れない。

 朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)で、栃木県の那須どうぶつ王国を訪れたオードリーの春日俊彰(44才)が、ペンギンがいる池に落ち、ネットを中心に大きな批判を呼んだ一連の騒動。本誌『女性セブン』の取材で、春日が誰よりも早く、直筆の手紙を持って同園を訪れ、謝罪していたことが明らかになった。

 しかし、春日が謝罪してもなお、騒動は長引いた。その背景には、、公益財団法人「日本動物園水族館協会」(以下、日動水)の存在がある。

 日動水とは、教育活動の充実や動物福祉の推進などを目的に、日本国内の動物園や水族館が数多く加盟する組織だ。日動水は27日に次のような声明を出した。

《動物に対する敬いの気持ちを忘れて単に笑いの対象とするような行為は日動水として認められない》

《動物への多様な配慮がなされていない番組制作に積極的な協力を行う意思は、これまでも今後も日動水ならびに日動水加盟園館にありません》

 那須どうぶつ王国は放送直後、公式ツイッターで《事前打合せには無かった状況で、タレントの方が、ペンギンのいる池に入るシーンが放映されました。当園としては誠に遺憾であり、テレビ局側に厳重に抗議いたしました》とツイートしたが、それよりも強い抗議の意がくみ取れる。日動水の総裁を務めるのは、秋篠宮さまだ。

「天皇陛下や皇族方は、各団体の名誉総裁などをお務めですが、日動水での秋篠宮さまのお立場は『総裁』です。名誉と付かない分、団体への関与の度合いは大きいと言っていいでしょう。実際、英オックスフォード大学への留学時は動物学を専攻され、帰国後には『野鶏の家禽化』に関する論文で国立総合研究大学院大学で理学博士号も取得されています。言うなれば、“動物のエキスパート”なのです。

 秋篠宮さまは昨年5月に同園を視察されてもいます。総裁の活動に泥をぬるような行為に対し、日動水としては、毅然とした対応を取らなければならないと判断したのでしょう」(皇室ジャーナリスト)

 秋篠宮さまのみならず、那須どうぶつ王国は、皇室とゆかりの深い特別な場所だ。2006年以降、天皇ご一家は那須御用邸(栃木県)での静養時に同園に足を運ばれてきた。

「幼少期の愛子さまはうさぎが大好きで、うさぎの耳がついた帽子をかぶり、にんじんをあげたりなでたりしながら、1時間以上触れ合われたことがありました。また別のときには、ラクダの騎乗体験などもされました。そのとき、陛下は愛子さまや雅子さまを、熱心にカメラで撮影されていました」(前出・皇室ジャーナリスト)

関連記事

トピックス

折田楓氏(本人のinstagramより)
《バーキン、ヴィトンのバッグで話題》PR会社社長・折田楓氏(32)の「愛用のセットアップが品切れ」にメーカーが答えた「意外な回答」
NEWSポストセブン
東北楽天イーグルスを退団することを電撃発表し
《楽天退団・田中将大の移籍先を握る》沈黙の年上妻・里田まいの本心「数年前から東京に拠点」自身のブランドも立ち上げ
NEWSポストセブン
妻ではない女性とデートが目撃された岸部一徳
《ショートカット美女とお泊まり》岸部一徳「妻ではない女性」との関係を直撃 語っていた“達観した人生観”「年取れば男も女も皆同じ顔になる」
NEWSポストセブン
草なぎが主人公を演じる舞台『ヴェニスの商人』
《スクープ》草なぎ剛が認めた「19才のイケメン俳優」が電撃メンバー入り「CULENのNAKAMAの1人として参加」
女性セブン
再ブレイクを目指すいしだ壱成
《いしだ壱成・独占インタビュー》ダウンタウン・松本人志の“言葉”に涙を流して決意した「役者」での再起
NEWSポストセブン
ラフな格好の窪田正孝と水川あさみ(2024年11月中旬)
【紙袋を代わりに】水川あさみと窪田正孝 「結婚5年」でも「一緒に映画鑑賞」の心地いい距離感
NEWSポストセブン
名バイプレイヤーとして知られる岸部一徳(時事通信フォト)
《マンションの一室に消えて…》俳優・岸部一徳(77) 妻ではないショートカット女性と“腕組みワインデート”年下妻とは「10年以上の別居生活」
NEWSポストセブン
来春の進路に注目(写真/共同通信社)
悠仁さまの“東大進学”に反対する7000人超の署名を東大総長が“受け取り拒否” 東大は「署名運動について、承知しておりません」とコメント
週刊ポスト
司忍組長も傘下組織組員の「オレオレ詐欺」による使用者責任で訴訟を起こされている(時事通信フォト)
【山口組分裂抗争】神戸山口組・井上邦雄組長の「ボディガード」が電撃引退していた これで初期メンバー13人→3人へ
NEWSポストセブン
『岡田ゆい』名義で活動し脱税していた長嶋未久氏(Instagramより)
《あられもない姿で2億円荒稼ぎ》脱税で刑事告発された40歳女性コスプレイヤーは“過激配信のパイオニア” 大人向けグッズも使って連日配信
NEWSポストセブン
俳優の竹内涼真(左)の妹でタレントのたけうちほのか(右、どちらもHPより)
《竹内涼真の妹》たけうちほのか、バツイチ人気芸人との交際で激減していた「バラエティー出演」“彼氏トークNG”になった切実な理由
NEWSポストセブン
ご公務と日本赤十字社での仕事を両立されている愛子さま(2024年10月、東京・港区。撮影/JMPA)
愛子さまの新側近は外務省から出向した「国連とのパイプ役」 国連が皇室典範改正を勧告したタイミングで起用、不安解消のサポート役への期待
女性セブン