岸田文雄首相が推進する“異次元の少子化対策”の一環として、政府は4月、「こども未来戦略会議」を新設。その第1回目の会合が7日に行われ、有識者委員として、経団連の十倉雅和会長、連合の芳野友子会長、サントリーHDの新浪剛史社長らと共に元フジテレビの中野美奈子アナが出席した。
「こども未来戦略会議は、岸田政権の目玉政策である少子化対策について、具体的な強化案、予算、財源について話し合うもの。6月の“骨太な方針”までに、将来的な子ども・子育て予算の倍増に向けた大枠を示す予定です。中野アナは現在、故郷の香川県で子育てをしながらフリーアナとして活動しており、子育ての現場を知る当事者として民間委員に起用されました」(フリージャーナリスト)
中野アナは2010年に医師と結婚し、2012年にフジテレビを退社。夫の転勤でシンガポールに6年、広島に3年住んだ後、中野アナの故郷の香川県丸亀市で夫がクリニックを開業したため、2人の子供を連れて故郷に戻った。最近では、香川県に住みながらバラエティ番組や情報番組などに出演し、仕事と子育てを両立しているが、こども未来戦略会議の委員への起用が報じられると、ネットには、
「中野アナか。。親も夫も開業医のセレブですよね」
「金銭的に裕福な家庭の意見なんてなんの参考になるの?」
「異次元の少子化対策を論じるのは、一般人から見たら困窮とは異次元に離れた所にいる方々でした」
と、人選について批判的な声が次々と上がった。
「中野アナは父親が医師で、地元で病院を経営しており、夫も医師という医者一族。中野家はいわゆる地元の名士で、夫が開業したクリニックは中野アナの父が経営する病院の隣にあり、義理の息子を迎い入れた形です。医師の年収が高いのは言わずもがなですし、中野アナが在籍したフジテレビも超高給で知られる会社。そもそも2人の出会いが、知人の船に乗って花火大会を見た時というのですから、出会いからしてセレブです」(芸能記者)
自身や実家が裕福だからといって、少子化対策について有意義な意見が述べられないことにはならないが、「金持ちに話を聞いても……」ということからこうした声につながったのだろう。それゆえ今回の委員起用については、こんな見方も囁かれている。