スポーツ

大谷翔平のストイックな食生活 おにぎりや唐揚げを見つめながら小声で「がまん」とつぶやく

大谷

大谷の「がまん」するストイックさ(写真/共同通信社)

 ふっくらとしたバンズに、手でちぎったシャキシャキレタスと新鮮なオニオン。噛めば噛むほど肉の旨みがにじみ出るビーフパテの上には、濃厚なとろ~りチーズがかけられて──アメリカ南西部を中心に300店以上を展開する『イン・アンド・アウト・バーガー』は、新鮮さと質の高さが人気のハンバーガーチェーンだ。この店の大ファンなのが、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平(28才)だ。

 冷凍の食材を使用せず、100%アメリカンビーフのパテにも保存料を使っていないため、オーダーを受けてから調理するこだわりよう。フレンチフライはコレステロールフリーの油で揚げるなど、アメリカ人の健康志向にもマッチ。行列のできる店として知られているが、日本未出店だ。

 4月2日(日本時間3日)、大谷はパテもチーズも2倍量の同店の人気メニュー「ダブル・ダブル」ハンバーガーにむさぼりついていた。敵地で行われたアスレチックス戦で今シーズン第1号ホームランを放ち、チームを快勝に導いた直後の豪快な食べっぷりだった。

 大谷といえば、徹底した栄養管理のもと、食事も緻密にコントロールしている印象が強い。その大谷が、まさかのハンバーガー?と思ってしまうが、地元のファンの間で大谷のハンバーガー好きは有名だという。

「昨年7月、オールスターゲームに出場した大谷選手は、報道陣からの“好きなアメリカンフードは?”という質問に『イン・アンド・アウト』と即答し爆笑を誘いました。“ショウヘイは食のセンスがいい”“同じものを食べているなんてうれしい”とファンは大喜びでした」(スポーツライター)

 快勝のご褒美だったのだろうか、大好きなハンバーガーを口に放り込み、次の遠征地・シアトルに向けて出発した大谷。翌3日(同4日)には、2試合連続となる2ランホームランを放ち、チームの3連勝に貢献した。

 WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の余韻は冷めない。それどころか、大会中よりもさらに大谷に注目が集まるばかりだ。

「ファッションから車、スキンケア、時計、彼女の話題まで、注目度はアイドル以上です。特にWBCが終わってから、侍ジャパンの選手やコーチたちが大谷選手のエピソードを語る機会が増えたので、ファンは興味津々です」(スポーツ紙記者)

 なかでも大谷の食事事情は話題を呼んだ。口火を切ったのは、中継ぎ投手として侍ジャパンを支えた宇田川優希(24才)だった。

《大谷さんの食事、すごかったです。試合前は、ご飯大盛りに、ゆで卵5、6個に、ブロッコリーとサラダだったので、何をおかずにして食べるんだろう?と思って。あとはパスタも塩で食べるという話をしていました》(『Number Web』)

 大谷の極端な食事メニューをそう明かした。

「ソースや調理法を変えればいろんな味のバリエーションを楽しめますが、その分脂質などの余計な栄養素を摂ってしまう恐れがある。その結果たどり着いたのが、パスタに塩をまぶしただけの“塩パスタ”だったようです。

 塩パスタには、侍ジャパンの別の選手もあぜんとして、“おいしくないでしょ”とツッコんだ選手もいたようですが、大谷選手は真顔で“おいしい”と答えていたようです。味気なく思ってしまいそうですが、大谷選手にとっては絶品なんでしょう」(別のスポーツ紙記者)

 もちろん偏食家というわけでも味オンチというわけでもない。食事会場では、おにぎりや唐揚げを見つめながらも、小さく「がまん」とつぶやいて離れていく大谷の姿が目撃されていた。実際、大の甘党でも知られ、3月から放映されている「雪肌精」のCMで「甘いものをなるべく食べないように『欲』と闘っています」と明かしていた。

関連キーワード

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン