人々がコロナ前の生活を取り戻しつつあるなか、慎重な対応を続けていた皇室にも、日常が戻ろうとしている。4月5日、天皇ご一家が3年7か月ぶりのご静養のため、御料牧場(栃木県)へと足を運ばれた。到着後、牧場を散策されたご一家はマスクを外され、晴れやかな表情で報道陣の前に姿を見せられた。
「3月13日にマスクの着用ルールが緩和され『個人の判断』へと変わりましたが、ご一家の“脱マスク”は新型コロナの『5類』への引き下げが行われる5月8日以降になるとみられていました。実際、御料牧場に到着された際は、両陛下も愛子さまもマスクを着用されていました。
一転して散策の際にノーマスクになった背景には、記者団からの“せっかくのご静養だから、マスクを外されてはいかがですか”というリクエストがありました。世間のマスク着用率も少しずつ下がってきていますし、何より久しぶりのご静養の様子を、メディアを通してしっかりと伝えたいというお考えから、柔軟に対応されたようでした」(皇室記者)
久しぶりの脱マスク姿は、ご一家の楽しげな様子を国民に伝えるのに一役買った。
「マスクを外されたことで、口元に微笑みを浮かべられながら、表情豊かに話される仲睦まじいご一家の様子が伝わってきました。お言葉もはっきりと聞こえ、これまで以上に両陛下と愛子さまを身近に感じた国民も多かったのではないでしょうか」(宮内庁関係者)
その日のサプライズはほかにもあった。陛下を中央にして横に並ばれ、牧場を散策されるご一家。待ち構える記者団の前で立ち止まると、陛下が遠くの桜を指さされた。その先をご覧になろうとした際に、雅子さまと陛下の頭が軽くぶつかってしまったのだ。
「ごっつんこ」