新番組のスタート、新キャスターの起用、放送時間の延長など、情報番組にさまざまな動きがあったこの春のテレビ各局の改編。コラムニストで放送作家の山田美保子さんが、注目の情報番組戦線を分析します。
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段取りがイマイチ、堅いんじゃないかと厳しい意見もある
新年度がスタートし、生放送の情報番組の出演者に入れ替えがあったり、新顔が加わったりしています。
“店構え”がもっとも変わったのは、日本テレビの午前です。新婚の水卜麻美アナウンサー(36才)がMCの『ZIP!』は放送時間が9時までと3時間に拡大されました。
いわゆる“8時またぎ”は、NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)が君臨しているほか、各局、看板的存在の生ワイドがスタートします。ですが、9時までの放送となった『ZIP!』はそのまま続くのですから、番組ファンの皆さんの中にはチャンネルを変えずに見ているかたも多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そう思うと、あのタイミングでの中村倫也サン(36才)との結婚発表は戦略的でしたよね。中村サンのサプライズ出演も含めて、ものすごい番宣となり、その翌週から番組が拡大されたのですから。“日テレ愛”がすさまじいミトちゃん、今回も会社に大きく貢献なさいました。
その『ZIP!』の木曜パーソナリティーとして4月6日に初登場したのは、鈴木福サン(18才)。すでに同局の『真相報道 バンキシャ!』にはたびたびコメンテーターとして登場していました。その頃から「福クン」ではなく「福サン」と“サンづけ”にするルールが誕生し、特に日テレ内では徹底されているような気がします。
ドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系)で共演し、「薫と友樹、たまにムック。」名義で歌唱した『マル・マル・モリ・モリ!』で『第62回NHK紅白歌合戦』にも出場した相方・芦田愛菜サン(18才)と同じ名門大学の1年生になった福サン。CM出演も増え、妹さんや弟さんにとって最高のお兄ちゃんであり、お勉強もしっかりできるうえ、リアクションも完璧です。
福サンのTwitterによれば、『ZIP!』初日の後は大学で健康診断、夜は『日テレ系!!生番組の祭典 生デミー賞2023』へ。ドラマ『妖怪人間ベム』(日本テレビ系)で共演したKAT-TUNの亀梨和也クン(37才)と隣同士で座り、『ZIP!』で失敗したバスケットのフリースローに再挑戦するも失敗し続け、『ZIP!』のときとは反対向きに倒れこむところまで完璧でした。