“世界で最も影響力のあるポップスター”に選ばれ、飛ぶ鳥を落とす勢いのBLACKPINK。4月8、9日に行われた約3年ぶりの来日公演では、2日間で11万人ものファンを魅了した。そこで本誌『女性セブン』では、彼女たちをまだ知らない人という人のために、“K−POP番長”と呼ばれる音楽ライター・まつもとたくおさんに、BLACKPINKのオンリーワンの魅力を教えてもらいました。
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インスタグラムの(ソロを含む)フォロワー数は3億6000人以上(4月11日時点)と世界でもトップレベルのファンの多さを誇り、アメリカの経済専門メディア『ブルームバーグ』では“世界で最も影響力のあるポップスター”に選ばれています。
なぜこれほどまでに支持されるのか。まずは「同性が憧れる存在」だということが挙げられます。男性目線を意識したビジュアルで勝負する女性アイドルもいますが、BLACKPINKは常にありのままの姿を見せ、努力や苦労するところも隠しません。ナチュラルでありながらステージでは唯一無二のオーラを放つメンバーたちに、特に同性が共感と尊敬の念を抱くのでしょう。
2つ目は独創的な音楽スタイルです。グループのプロデューサー・TEDDYは、BIGBANGなど大物を手掛け“売れる音”を知りつくした人物。BLACKPINKに提供した無国籍な香りのするダンスミュージックは、どの国でも受け入れられるもので、彼女たちの大きな魅力となっています。
日本でドームクラスの公演を満杯にしてきたのも、女性を中心とした人気とオンリーワンの音楽性を身につけているからに違いありません。
【プロフィール】
まつもとたくお/韓国の音楽事情に詳しく“K-POP番長”と呼ばれる音楽ライター。『ミュージック・マガジン』などに寄稿し、『韓流ぴあ』や『ジャズ批評』、『ハングルッ!ナビ』などで連載を持つ。LOVE FM、LuckyFMなどラジオ番組にも出演中。自身が監修した書籍『アーバン・Kポップ』(ミュージック・マガジン)が発売中。
※女性セブン2023年4月27日号