芸能

芸能界屈指の“不動産王”役所広司 自宅の隣の土地を購入し、息子夫婦が住むための家を建設中

役所広司の不動産戦略とは

役所広司が自宅の隣の土地を購入。息子夫婦のためか(写真/AFLO)

 これまで数々の父親役を演じてきた役所広司(67才)。5月に公開される映画『銀河鉄道の父』でも厳格な父であろうと努めるものの、子供にはめっぽう甘く、無償の愛を捧げ続ける父親役を演じている。そんな役所はプライベートでも息子のために、ある決断をしたようで──。

 放送はまだ3か月近く先ながら、7月クールドラマの大本命として早くも話題を呼んでいるのが、日曜劇場『VIVANT』(TBS系)だ。主演の堺雅人(49才)が『半沢直樹』の演出家・福澤克雄氏と再びタッグを組み、役所広司(67才)や阿部寛(58才)、松坂桃李(34才)、二階堂ふみ(28才)ら豪華キャストが揃い踏みする。

「撮影は順調で、街中や建物内などでロケが行われています。ただ、主役級のキャストが複数揃うシーンでは、かなりの警戒態勢が敷かれている。原作なしのオリジナルストーリーで、誰がどんな役柄を演じるかも外に漏らさない方針のため、現場ではただならぬ緊張感が漂っています」(テレビ局関係者)

 主要キャストのなかでも最もベテランの役所は、仕事が絶えない俳優のひとりだ。今年だけでも、1月公開の『ファミリア』、5月5日公開予定の『銀河鉄道の父』と主演映画が続き、6月1日からは、主演ドラマ『THE DAYS』がNetflixで世界独占配信される。さらに、サントリー「クラフトボス」、ソニー損保、東洋水産「マルちゃん正麺 醤油味」など、CMでもひっぱりだこだ。

 いまや日本を代表する俳優の役所だが、その経歴は異色だ。高校卒業後、長崎から上京し、千代田区役所の職員として4年間勤務。「東京は自分に合わない」と感じ、故郷に帰る決意をしたが、たまたま見た仲代達矢(90才)の舞台『どん底』に人生を変えられた。

 一念発起し、仲代が主宰する「無名塾」に参加。1978年、22才のときだった。やがて演技派俳優として知られるようになり、1983年に大河ドラマ『徳川家康』(NHK)で織田信長役、翌年にはNHKドラマ『宮本武蔵』で初主演を果たした。以来、順風満帆の俳優人生を送ってきたように見える彼だが、後悔もあるという。

「あまりプライベートなことは語らない役所さんですが、時々こぼすのが、一人息子のこと。昔あまりかまってあげられなかったようで、“もういまさら遅いよね”なんて話しています」(映画配給会社関係者)

 確かに過去の雑誌インタビューではこう告白している。

《息子と一緒に過ごす時間自体はけっこうあるものの、いつもどこか仕事を引きずっていたので。(中略)今話しかけてもダメだな、と思っていたんじゃないでしょうか。ちゃんと正面を向いて息子と話せていなかったかもしれない、という悔いはあります》(2014年『婦人公論』)

 役所の妻は、4才年上の無名塾の先輩女優、さえ子さんで、役所の俳優人生は結婚を機に上向いた。いま、さえ子さんは夫婦で設立した芸能事務所の社長として役所のプロデュース業に徹している。1985年に生まれた一人息子は、本名の「橋本」姓で父と同じ俳優の道を歩んでいる。

「橋本一郎(37才)という俳優で、『JIN-仁-』(TBS系)や大河ドラマ『龍馬伝』(NHK)などへの出演歴もある、なかなかいい役者さんです。2019年には舞台女優の春木彩香さん(37才)と結婚しました。役所さんもベタ褒めする“できたお嫁さん”だそうですよ」(舞台関係者)

関連キーワード

関連記事

トピックス

悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン
奈良公園と観光客が戯れる様子を投稿したショート動画が物議に(TikTokより、現在は削除ずみ)
《シカに目がいかない》奈良公園で女性観光客がしゃがむ姿などをアップ…投稿内容に物議「露出系とは違う」「無断公開では」
NEWSポストセブン
ショーンK氏が千葉県君津市で講演会を開くという(かずさFM公式サイトより)
《ショーンKの現在を直撃》フード付きパーカー姿で向かった雑居ビルには「日焼けサロン」「占い」…本人は「私は愛する人間たちと幸せに生きているだけなんです」
NEWSポストセブン
気になる「継投策」(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督に浮上した“継投ベタ”問題 「守護神出身ゆえの焦り」「“炎の10連投”の成功体験」の弊害を指摘するOBも
週刊ポスト
長女が誕生した大谷と真美子さん(アフロ)
《大谷翔平に長女が誕生》真美子さん「出産目前」に1人で訪れた場所 「ゆったり服」で大谷の白ポルシェに乗って
NEWSポストセブン
3月末でNHKを退社し、フリーとなった中川安奈アナ(インスタグラムより)
《“元カレ写真並べる”が注目》元NHK中川安奈アナ、“送別会なし”に「NHK冷たい」の声も それでもNHKの判断が「賢明」と言えるテレビ業界のリスク事情
NEWSポストセブン
九谷焼の窯元「錦山窯」を訪ねられた佳子さま(2025年4月、石川県・小松市。撮影/JMPA)
佳子さまが被災地訪問で見せられた“紀子さま風スーツ”の着こなし 「襟なし×スカート」の淡色セットアップ 
NEWSポストセブン
第一子出産に向け準備を進める真美子さん
【ベビー誕生の大谷翔平・真美子さんに大きな試練】出産後のドジャースは遠征だらけ「真美子さんが孤独を感じ、すれ違いになる懸念」指摘する声
女性セブン
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン
公然わいせつで摘発された大阪のストリップ「東洋ショー劇場」が営業再開(右・Instagramより)
《大阪万博・浄化作戦の裏で…》摘発されたストリップ「天満東洋ショー劇場」が“はいてないように見えるパンツ”で対策 地元は「ストリップは芸術。『劇場を守る会』結成」
NEWSポストセブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン