4月15日、和歌山市の雑賀崎港で行なわれた衆院和歌山1区補選の応援演説直前、岸田文雄・首相の約2メートル手前に筒状のものが投げ込まれて爆発した事件で職業不詳の木村隆二容疑者(24)が現行犯逮捕された。
その際、「SPよりも対応が早かった!」「あんなヘッドロックを決められるなんてただ者ではない」と英雄視されているのが、現場にいた漁師だ。大手紙社会部記者が言う。
「突然の爆発音に応援演説を聞きに来ていた支援者らが悲鳴を上げて現場が騒然とする中、すぐそばにいた漁師の男性が『こいつや!』と叫んで暴れる容疑者を羽交い絞めにしていた。
容疑者は1本目の筒状のものを投げた後、背負っていたリュックから2本目を取り出してさらに攻撃をしようとしていたようですが、その漁師のおかげで2本目の爆発が防げたと言われています」
その漁師が事件当時着用していた「特徴的な防寒ベスト」が今、話題になっているという。
「いち早く容疑者に飛び掛かっていった漁師が着ていたのが、作業服専門店・ワークマンのベストでした。事件現場の映像が度々メディアで流れる中、漁師が着ていた雪の結晶が描かれている派手なベストに目がいった人も多かったのではないでしょうか。
これがすぐにネット上でワークマンのものだと特定され、『ワークマンは今すぐあのベストを増産したほうがいい』『これからあれは“英雄ベスト”と呼ばれる』『漁港おじさんの効果で売り上げが上がるのではないか』などと話題になっているのです」
漁師が着ていたものは、ワークマンのベストの中でも、“軽いが裏地がフリースになっているため暖かい”という特徴が売りの「防寒ウィンドシェルベスト」。ネット上では「あの漁師のおじさんが着ていた防寒ベストを探しにワークマンに行ったが、残念ながら売り切れていた」「再販してほしい!」などという声まで相次いでいるのだ。
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